夏のイメージが強い祭りですが、実は秋にも迫力満点で熱い盛り上がりを見せる祭りがあります。
食べ物を通じたイベントや時代を超えた催しなどさまざまあるので、ぜひ秋の空気を感じながら祭りに参加してみてはいかがでしょうか。この記事では北海道・三重県・長崎県の祭りを4つ紹介します。
美味しい&楽しいお祭り2選
食欲が増す時期に食べたいのが海産物。 北海道の根室市と厚岸市ではアツアツのさんまや牡蠣を食べられるイベントが開催されます。
根室さんま祭り<北海道>
秋といえばさんま! 北海道の根室市では、香ばしい炭火焼が食べられる「根室さんま祭り」が開催されます。 「根室さんま祭り」で今が旬の魚を堪能しましょう!
根室さんま祭りとは?
今年で第31回目を迎える「根室さんま祭り」。 北海道根室市で2023年10月7日(土)~10月8日(日)の2日間にわたって開催されるイベントです。 会場では炭火焼を含む、さんまを使用した料理が提供されているので、さんまが好きな人にぴったり!
特に炭火焼は絶品で、さんまの旨味が最大限に引き出されています。スペシャルゲストには演歌歌手の徳永ゆうきさんや滝さゆりさんが登場するほか、YOSAKOIソーラン踊りや太鼓演奏などの披露が予定されているので会場がさらに盛り上がるでしょう。
さんまを食べながら日本の文化に触れられるので、身も心も満たされます♪演歌好きの人も、秋の味覚を堪能しながら満足できますね。 大奮発したさんまのつかみ取りも行っているので、漁師になった気分になれるかも!
基本情報
- 開催地:北海道根室市本町5
- アクセス:根室駅から車で約10分
- 10月7日(土曜日):12:00~19:00
- 10月8日(日曜日):8:30~14:30
- 入場料:無料
- 期間:2023年10月7日(土)~10月8日(日)
https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d2901.845912039572!2d145.57887323565802!3d43.33841334827889!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5f6dd31fb087dccb%3A0xe400c3949857dbab!2z44CSMDg3LTAwNTMg5YyX5rW36YGT5qC55a6k5biC5pys55S677yV5LiB55uu!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1694218985042!5m2!1sja!2sjp
ココがポイント
「根室さんま祭り」の魅力はさんまの炭火焼を食べられるところ。 特に水揚げ量が多い根室市では、さんまの油が多いことでも有名です。 炭火で焼くと、自宅の魚焼き機とは違ったホクホク感があって、さらにさんまが好きになるかもしれません。
またさんまの料理だけでなく、根室の名産物を販売する店が揃っているので、観光地としてもぴったり。「根室さんま祭り」に参加するだけで、一気に根室の雰囲気を味わえますよ♪
「根室海上保安部 巡視船」や「えとぴりか」の公開もされるので、船好きにはたまりませんね。 秋の風を浴びながら食べる秋魚は最高です。開催時間が異なるので、参加する際は時間を要チェック!
あっけし牡蠣まつり<北海道>
北海道にはさんまのほかにも、炭で牡蠣を焼いて食べる「あっけし牡蠣まつり」があります。 牡蠣だけでなくさんまやアサリなどもあるので、秋のバーベキューにぴったりです。
あっけし牡蠣まつりとは?
「あっけし牡蠣まつり」とは2023年10月7日(土)~10月15日(日)の9日間開かれるイベントです。 今年で第61回目を迎え、北海道の伝統的なイベントの1つでもあります。
会場内では牡蠣やホタテなどの販売がされており、バリエーションが豊かなので海産物が好きな人におすすめ。 会場には海産物を使った料理の出店が多いので、食べ過ぎには注意したいところ。
例年海産物のバーベキューを楽しもうと多くの人が訪れるので、賑やかな祭り気分を味わえます。
基本情報
- 開催地:北海道厚岸郡厚岸町奔渡6-9
- アクセス:厚岸駅から車で約10分
- 入場料:無料
- 期間:2023年10月7日(土)~10月15日(日)
https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d2916.602451985728!2d144.85710117584657!3d43.02875429259439!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x5f7200c2150bc011%3A0x217d17458040fc1d!2z5a2Q6YeO5pel5YWs5ZyS!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1694221990003!5m2!1sja!2sjp
ココがポイント
「あっけし牡蠣まつり」の魅力は牡蠣やさんまなどを炭火で焼いて食べられるところ。 バーベキューに必要な道具は会場内で販売しているので、何も準備せずに訪れても問題ありません。
道具の持参もできるので、”マイセット”を準備して訪れてもOK。 海産物以外の食材がほしい人は持ち込みもできるので、好きな食材を調達してください。
祭りの雰囲気とともに開放的な空間でバーベキューを楽しめるので、家族のおでかけ先としてもおすすめです。
語り継がれる伝統の祭り2選
祭りは夏のイメージが強いですが、三重県と長崎県には秋に開催される歴史的な祭りがあります。 どちらも300年を超える歴史があり、昔ながらの雰囲気を楽しめる祭りです。
上野天神祭<三重県>
「上野天神祭」は三重県伊賀市で開催される祭りです。 奇妙な行列や賑やかな行列が印象的な祭りで、例年多くの人で賑わいます。
上野天神祭とは?
「上野天神祭」は1660年に再興した祭りで、古くから歴史のある行事です。 2023年10月20日(金)~10月22日(日)の3日間にわたって開催され、本祭の「神幸祭」は最終日の日曜日に行われます。
とはいえ本祭の前日と前々日も見逃せない催しとなっており、金曜日のだんじりが展示される「宵々山」や土曜日の行列をなして歩く「足揃えの儀・宵山」もなかなかの見ごたえ。 連日、行われる内容が異なるので、3日間通して参加するのがおすすめです。
基本情報
- 開催地:三重県伊賀市
- 期間:2023年10月20日(金)~10月22日(日)
交通規制がかかる道路があるので、交通機関を利用して訪れるのがおすすめです。
ココがポイント
「上野天神祭」のポイントは最終日の「神幸祭」。 いかついお面を被った鬼の行列は奇妙さがありつつも、つい見入ってしまうのが特徴です。
なかには鬼を見て泣いてしまう子どももいるそうですが、これも昔からの伝統。 ふらつきながら道を歩く「ひょろつき鬼」は、独特なステップが相まって、さらに不気味になっています。 急に近づいてくるので、大人でもびっくりするほどです。
そのあとに続くだんじり行列は賑やかかつ和やかな雰囲気があり、「怖い出来事のあとには、明るい未来がある」と思わされる瞬間でもあります。
https://www.ueno-tenjin-matsuri.com/
長崎くんち<長崎県>
長崎県長崎市で開催される「長崎くんち」。 有料会場が3カ所ある、大規模な祭りです。 町中を移動する「庭先回り」もあるので、会場以外でも祭り気分を味わえます。
長崎くんちとは?
「長崎くんち」は1634年から続く伝統的な祭りです。 2023年は桶屋町と丸山町の「傘鉾・本踊」や本石灰町の「傘鉾・御朱印船」の出演が決まっています。
例年と同様に2023年も10月7日(土)~10月9日(月)の3日間にわたって開催。秋の祭りとして全国的に有名で、一目でも見ようと各地から多くの人が訪れます。 盛大な祭りを近くで感じられる有料会場もおすすめですが、「庭先回り」でのんびり見るのもおすすめです。
基本情報
- 開催地:長崎県長崎市
- 期間:2023年10月7日(土)~10月9日(月)
ココがポイント
「長崎くんち」の魅力はほかの祭りにはない異彩を放っているところ。 特に「龍踊り」は生きているかのような、なめらかな動きが特徴です。 さらに今にも飛んで来そうな勢いもあるので、目が釘付けになります。
有料会場内はどの会場も人で埋め尽くされており、迫力満点の催しと人々の熱気が相まって、会場はさらにヒートアップ。
狭い範囲の中で行われる「川船」や「御朱印船」の、歓声を浴びながら船を人の手でグルグルと回転させるさまは、圧巻としかいいようがありません。
まだまだお祭りは盛り上がる!今しか味わえない秋を満喫して♪
秋におすすめの祭りは「根室さんま祭り」「あっけし牡蠣まつり」「上野天神祭」「長崎くんち」の4つです。
秋ならではのグルメを味わうイベントをはじめ、古くから伝わるイベントもあるので、おでかけ先に困ったらぜひ訪れてみてください。
出典・参考
ろんちょん
余暇プランナー
昼はライター、夜は居酒屋で働いているウェブライターろんちょんです。気分転換に家族とおでかけするのが好きで、今のマイブームは温泉。家ではパグを飼っていて、ペットと一緒に行ける場所はないかリサーチすることが好きです。日常の楽しみを共有できればと思っています!