オーストラリア大陸の北東部にあり、日本の約5倍もの面積を持つ州クイーンランド州。
クイーンズランド州にはケアンズやグレートバリアリーフのほか、オーストラリアの東海岸に約7,000kmにもおよぶ美しい海岸線が続きます。
燦燦と降り注ぐ日差しと、果てしなく輝くオーストラリアの海岸の偉大さを実感できる、東海岸の2つの絶景コーストを紹介します。
東海岸の人気観光地ゴールドコースト
ゴールドコーストは州都のブリスベンの南に位置し、オーストラリアの東海岸の都市として観光客に人気の都市の1つです。ゴールドコーストの 海岸線はとても長く、なんと約57km にも及びます。北からメインビーチ、サーファーズパラダイス、ブロードビーチ、バーレイへッズビーチ、クーランガッタビーチへと続きます。
ゴールドコーストは サーフィンのメッカ として世界中から多くのサーファーたちが集まることでも有名です。
果てなく続く海岸線ですが、ビーチによって雰囲気も異なります。ゴールドコーストを訪れたらぜひ立ち寄りたいおすすめのビーチを紹介します。
サーファーズパラダイス
サーファーパラダイスはゴールドコーストの中でも1番賑わってており、特に 若い方や観光客に大人気のビー チです。
都会的な高層ビルやホテル、飲食店が立ち並び、ショッピングにも便利な場所です。夜遅くまで楽しめるナイトクラブなども多く、 ビーチと繁華街の両方を楽しめるのが魅力 です。
「サーファーズパラダイス」の名の通り、サーファーにも人気で、ビーチでは観光客や初心者向けにサーフィン教室なども行われているので気軽に参加することが可能です。
ゆったりと流れる時間とオーストラリア都囲気を感じながら、地元民に交じって、 ぶらぶらと海岸線を散歩するのもおすすめ です!
サーファーズパラダイスから海岸沿いを北に行くとメインビーチやサウスポート、南に行くとブロードビーチに続いていて、よりローカルの雰囲気を楽しめます。
バーレイヘッズ
バーレイヘッズは ビーチサーフィンの世界大会が開催される有名なビーチ で、波が強く、ローカルの上級者サーファーが多く集まります。
日本ではなかなか見ることができない彼らの華麗なサーフィンを見に行くのもおすすめです。
また近年、様々な飲食店が次々とオープンしている地域として知られており、 バーやレストランの数も多い のが特徴です。地元の人々が集うレストランでローカルの雰囲気を感じながら食事を楽しむのにおすすめのエリアです。
バーレイヘッズの崖の上からはサーファーズパラダイスの高層ビル街と海辺の景色を一望できる絶景ポイントです。
クーランガッタ
クーランガッタビーチは ゴールドコースト空港のすぐ近くにあるビーチ で、ニューサウスウェールズ州との州境に接しています。バーレイヘッズと並び、 サーフィンスポット として人気の場所です。
海沿いには遊歩道が完備され、市民の憩いの場になっています。青い海とその先に広がるサーファーズパラダイスの街並みを眺めることができます。
空港への行き帰りにふらっと立ち寄ってみるのもおすすすめです。
大空と美しい自然に囲まれたサンシャインコースト
サンシャインコーストはゴールドコーストからブリスベンを挟んで北側に位置しています。ゴールドコースと比べると知名度は低いですが、 落ち着いた雰囲気が魅力のコースト です。
海岸線の長さは約60km で、自然に囲まれたビーチが多く、ゆったりとした国民性の オージー達 (オーストラリアの人々の愛称) がリラックスしに来る場所 として知られています。
北部のヌーサから南部のカラウンドラまでの海岸沿いに美しいビーチが続き、 観光客も少なくのどかな雰囲気 が魅力です。
ヌーサビーチ
ヌーサビーチはサンシャインコースの中でも特に オージーに人気のビーチリゾート です。
条例により 高層ビルなどが建てられない ため、 自然と調和した美しい街並みが魅力 です。穏やかな時がゆったりと流れる、そんな雰囲気を肌で感じることができる場所です。
海もラグナ湾の東側に突き出した岬が荒波の侵入を防ぐため、波がとても穏やかで、 ロングボードサーファーの憧れの地 とも言われています。
ヌーサヘッズの街中にはお洒落なカフェやレストランのほか、ショッピングも楽しめるお店が立ち並んでおり、 サンシャインコーストで1番の人気観光スポット です。
海岸沿いには ヌーサ国立公園 があり、熱帯性植物やコアラなどの希少な野生動物を見ることができます。
カラウンドラ
カラウンドラの街はサンシャインコースの南端に位置し、州都ブリスベンからのアクセスが良い場所です。
街はこぢんまりとして落ち着いていますが、モファットビーチやキングスビーチでは サーフィンやウィンドサーフィンのメッカ として知られています。
そのほか、難破船の骨組みが残るディッキービーチや、ゴールデンビーチ、カリマンディビーチといった子供でも遊べる穏やかな波が打ち寄せるビーチも多く、気軽に海遊びを楽しむことができます。
毎週日曜日にブルコック・ストリートで行われる サンデーマーケット も地元の雰囲気が楽しめるのでおすすめです。
緑溢れる内陸地
サンシャインコーストの見どころはビーチだけではありません。
ヒンターランド と総称されるモントビル、マレニー、メープルトンなどの内陸の街は 緑溢れる自然に囲まれています。アートギャラリーやワイナリー巡りを楽しめる ことでも人気です。
オーストラリア動物園 も人気の観光地の1つです。映画「クロコダイルハンター」で一躍有名になったスティーブ・アーウィン氏の家族が経営する動物園ではオーストラリアならではの動物たちに出会うことができます。コアラやカンガルーを始め、クロコダイルなど1,000匹以上の動物が住み、中でもクロコダイルショーは必見です。
オーストラリアのビーチでの注意点
オーストラリアの広い海にはライフセーバーが常駐しているビーチもあれば、いないビーチも多くあります。
海水浴で楽しむにはライフセーバーの監視している海で楽しむようにしましょう。
遊泳可能区域を確認しよう
ライフセーバーは毎日、気温やビーチの波の高さ、海の状況などをチェックしてビーチに看板を立てて情報を掲示してくれています。
また、離岸流が発生している場所など危険な場所を避け、遊泳可能区域には赤と黄色の旗が立てられるので、 旗の区間内で遊泳をするのがルール となっています。
オーストラリアの海は海流が強い場所や、危険な生物も多いので注意が必要です。
オーストラリアの日差しは強烈!
オーストラリアの 紫外線はかなり強い ことで知られています。そして、オーストラリアの子供たちは海で泳ぎやサーフィンのレッスンを受けることも多いので、家庭でも学校でも徹底的に日焼け対策を教え込まれるほどです。
オーストラリアのビーチにはパラソルのレンタルができるような場所が多くないので、現地で購入するか、日陰をうまく見つけて、 日よけ対策を講じる必要 があります。
海辺では、 大きめのビーチタオルを砂浜に直に敷いて寝そべるのがオージー流 !ビニールのレジャーシートはオーストラリアではあまり見かけません。
日焼け止め、帽子、サンブラスは必須 です。水分補給も忘れずに!
雰囲気の異なる東海岸の海を堪能
クイーンズランド州の州都のブリスベンを挟んで北はサンシャインコースト、南はゴールドコーストに隣接しています。近くに位置しながらも、ゴールドコーストとサンシャインコーストは雰囲気が全く異なります。
近代的で華やかさが魅力のゴールドコーストとのどかな自然に溢れたサンシャインコースト、どちらがお好みですか?
日本の冬の時期がオーストラリアの観光シーズンです。サーフィンに挑戦してみるものも楽しいですよ!
https://www.veltra.com/jp/oceania/australia/?sid=1554
yuriname
余暇プランナー
元添乗員、元旅行会社勤務 国内・総合旅行業務取扱管理者 日本47都道府県&海外40ヶ国以上の渡航経験があります。 バックパッカー、個人旅行、団体旅行、クルーズ旅行、短期語学留学、ホームステイ、ワーキングホリデー、インターンシップなど様々なかたちで海外旅行・海外滞在を経験してきました。 現在はギリシャ在住です。いろんな視点から旅行の楽しさをご紹介します!