非常時に大切なものの中の一つは「水」ですよね。
ダイソーの「炊飯袋」は、キャンプでも非常時でも大切な「水」を節約できて、電気を使わず炊飯できる!話題になっています。
この記事では、「アイラップ」という耐熱袋と「鍋」、そしてこのダイソーの「炊飯袋」でそれぞれお米を炊いて、3つの方法を徹底比較してみました。
どれが使いやすく簡単においしいご飯になるのでしょうか?!
ダイソーの炊飯袋は沸騰するお湯に入れるだけ♪
ダイソーの「炊飯袋」は、主にキャンプ・レジャー用品コーナーに置いてあります(※店舗によって異なる場合があります)。
「沸騰するお湯に入れるだけで!」と書いてありますが、本当でしょうか?!
水の量を測ったり、吸水したりしなくてもいいのでしょうか?
「炊飯袋」を開けると、中には10枚の不織布でできた袋が入っています。
それではさっそく炊いてみましょう!
<徹底比較!>ダイソー炊飯袋、アイラップ、鍋でお米を炊いてみた
「災害時にお米を炊く」という観点から、炊飯器を使用せず、ダイソー炊飯袋、アイラップ、鍋の3つの方法を試していきます!
ダイソー炊飯袋で炊いてみた
袋の裏に書いてある「使用方法」通りに作ってみます。
茶碗1杯は約1/2合と書いてあるので1袋に1/2合のお米を入れます(もちろん計量カップでちゃんと量ってもOK!)。
ワンポイントアドバイスに、流水で手もみ洗いするとさらに美味しくなると書いてあるので流水でシャカシャカ。
そのまま沸騰するお湯に入れるだけ。水の量をはからなくてもいいのはとっても楽チン。
今回は、2袋同時に作ってみました。
外側のお湯が不織布を通じて中に入ってくる構造なんですね。
しばらくすると、米が水を吸い込んでパンパンに膨らんでいます。
15〜20分たったら火を止めて水を捨て、ふたをします。
15〜20分蒸らしたら……。
できました!
さあ、不織布を開けてみます。
うまくできているのか、ドキドキ......。
おお〜!ちゃんと炊けていて感動!
災害時は、少しでも洗いものを減らすために袋のまま食べるといいと思います。
でも袋の下の方は水分をまだ含んだままなので、袋を外して食べた方が美味しかったです。
炊いた鍋は、汚れがこびりついていることもなく、拭くだけでOK!
あと片付けに水はほとんど使いません。
また、ご飯を炊いた後のお湯は捨てずに、そのままレトルトパックなどを温めることもできますよ。
アイラップ(耐熱性ポリ袋)で炊いてみた
アイラップも非常時にお米が炊けると話題です。
米に対して水1.2倍を袋に入れ、中の空気を抜いて袋の口をしばったら、沸騰したお湯にイン。
1点注意点です。
アイラップは、鍋に入れる時、耐熱皿を下に敷く必要があります。
そのまま入れたら、破れてしまうことがあるので、下に敷くのをお忘れなく!
グツグツと25分ほどゆでます。
5分ほど蒸らしたら......。
おかゆのように柔らかくなりすぎました(泣)。
調べてみると、吸水方法が良くなかったよう。
米に対し1.2倍の水を入れ、袋をしばり、その水を吸水させれば良いとか。
今回は、吸水したうえ、一度水を切ってから、また最初の米の分量の1.2倍の水を足してしまったので、水の量が多かったのかもしれません。
そこで2回目は、米に対して、水ぴったり1.2倍を入れ、そのまま吸水し、沸騰したお湯にドボン。
時間は同じで25分加熱し、5分蒸らしました。
するといい感じのご飯に......!
2回目は成功です!
水の量と炊く時間がとても大切だと実感。
鍋で炊いてみた
続いては、鍋で炊いてみます。
普段から鍋の方は、迷うことなく炊けるのでしょうが、いつもは炊飯器頼りの筆者。
成功するのでしょうか......。
30分ほど吸水してから炊きます。
ダイソー「炊飯袋」やアイラップと同じ量のお米を炊くと、1回目は少しこげて硬くなりすぎてしまいました。
水の量が足りなかったり、火が強すぎたりしたのかもしれません。
少しこげてカリカリになった部分は個人的には好きなんですけど、こびりついているので、あと片付けは大変(泣)。
米の量を増やして2回目に挑戦!
米200ccと水240ccを鍋に入れ、沸騰したら10秒待ってから最弱火で10分炊き、10分蒸らしました。
今度は成功です!
米の量、水の量、火加減、加熱時間が大切なんですね。
ご飯の味は鍋が一番美味しい!
普段の炊飯器ご飯よりワンランク美味しく感じました。
でも、細かい火の調節は災害時は難しいかもしれません。
そして普段から作り慣れていないとなかなか大変......。
また、こげずにキレイに炊けたとしても、あと片付けにはたくさん水を使ってしまいます。
しばらく水につけた後、よく洗わないとご飯のヌメヌメは取れませんでした。
3つを比較した結果は......
非常時の水の節約から考えると、ダイソー炊飯袋とアイラップが優秀でした!
あと片付けの水を大幅に節約できます。
また、細かい水の量を測らなくていい楽チンさ、失敗のしにくさをプラスすると、筆者的には「ダイソー炊飯袋」に一票!
災害時には一番簡単で、便利だと感じました。
ダイソーの「炊飯袋」は電力不要!非常時やキャンプで簡単にご飯が炊ける♪
ダイソーの炊飯袋は流水で洗って沸騰したお湯に入れるだけなので、失敗が少なくとっても簡単にご飯が炊けます。
非常時は水の節約にもなるので、備えておくと安心ですよ。
また、キャンプに行く人も、難しい火加減なしでご飯が炊けるのでおすすめです。
ダイソーに行かれた時はぜひチェックしてみてくださいね。
〈商品情報〉
商品名:炊飯袋(10枚入り)
価格:110円
内容量:10個入り
【取材・文・撮影/クリア水】
※商品の価格は購入時のレシートを参考にしています。
※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また、商品は価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。