スーパーフードといわれ、ダイエットや美容に効果が期待されているチアシード。
しかし、初めて食べる場合は、食べ方がわからず困ってしまいますよね。
今回の記事では「チアシードの食べ方」について、管理栄養士が解説します。
基本の食べ方から簡単なレシピまで、詳しくお伝えします!
チアシードの食べ方は「水につける」が基本!
チアシードの基本の食べ方は「水につける」方法です。
チアシードを初めて食べる場合は、まずはこの方法から試してみましょう。
チアシードを水につけると、表面のグルコマンナンという食物繊維が水を吸って膨らみます。
ゼリー状のぷるぷるとした食感になり、噛むとプチッとした食感を楽しめます。
10〜14倍ほどになるため満腹感を得られやすく、ダイエット効果を期待したい場合にぴったりな食べ方です。
無味無臭なので、ヨーグルトやフルーツとあわせたり、飲み物に入れたりするなど、さまざまな食べ方ができますよ。
または水で戻さずにそのまま食べることもできますが、この食べ方についてはのちほど詳しく解説します。
基本!チアシードの食べ方のポイント
基本の食べ方である「水につける」方法について、初めてでもわかりやすいよう、ポイントを丁寧にお伝えします。
たっぷりの水につける
チアシードは水を吸うと10〜14倍になるため、たっぷりの水につけましょう。
チアシードは「ブラックチアシード」と「ホワイトチアシード」があり、膨張率が異なります。
・ブラックチアシード…約10倍
・ホワイトチアシード…約10~14倍
大さじ1杯に対する水の分量は、ブラックチアシードであれば100mlほど、ホワイトチアシードであれば100〜150mlほどが目安です。
チアシードが浮いてくるとうまく水につからないため、ときどきかき混ぜるようにしましょう。
水につける時間は15分~12時間
チアシードを水につける時間は、15分~12時間程度と、商品によって幅があります。
基本はパッケージに書かれた時間でOKですが、しっかり水につけておく方がしっかりと膨らんでくれるため、ダイエット効果を期待するなら、食べる前日に水につけておくのがおすすめです。
チアシードは、水に長時間つけないと「発芽毒」が抜けない、という情報を耳にして不安に思う方もいるかもしれません。
この発芽毒は植物に含まれる「アブシジン酸」を指していますが、さまざまな植物に含まれる物質であり、通常食べる分では健康に影響がないとされています。
絶対に長時間つけないといけないわけではないため、ぜひ気軽にチアシードを楽しんでくださいね。
ゼリー状になったらヨーグルトやフルーツとあわせて食べる
ゼリー状になったチアシードは、ヨーグルトやフルーツ、飲み物などとあわせて食べましょう。
無味無臭でクセがないため、どのような食べ物にもぴったりです。
プチプチとした食感が、よいアクセントになってくれますよ。
水以外の飲み物でもOK
チアシードは水以外にも、ジュース、牛乳、コーヒー、紅茶などの飲み物につけてもOKです。
水につける場合に比べ、ドリンクの味が薄まりにくいのもメリットです。
またドリンクに入れれば手軽に持ち運びもできるため、外出先でも取り入れたい場合にもよいでしょう。
こんな食べ方もアリ!チアシードをそのまま食べる方法
チアシードは水につけずにそのまま食べることもできます。
ヨーグルトなどにふりかけてそのまま食べたり、ごまのように料理にトッピングしたりするなど、気軽にチアシードを取り入れられますよ。
しかし、そのまま食べる方法は、ダイエットには不向きです。
チアシードがダイエットに役立つのは、ゼリー状になったチアシードから満腹感を得ることが理由です。
そのまま食べる場合は、チアシードの食感や風味を楽しみたいときによいでしょう。
ダイエット&美容に効果的なチアシードの食べ方
ダイエットや美容効果を期待したいときは、どのような食べ方がよいのでしょうか?
タイミングや組み合わせたい食べ物について、ポイントをお伝えします。
ダイエットなら朝食・間食・食前に取り入れる
チアシードでダイエット効果を期待するなら、水につけたものを「朝食」「間食」「食前」のいずれかに取り入れてみましょう。
チアシード大さじ1杯(約10g)あたりのカロリーは45kcalです。
10倍ほどに膨らんだチアシードでお腹いっぱいになり、食べすぎ予防に役立ちます。
・朝食:腹持ちがよくランチの食べすぎを防ぐ
・間食:間食を置き換えることでカロリーカットができる
・食前:食事のカロリーカットができる
取り入れやすいタイミングを見つけてみましょう。
美容ならブルーベリーやキウイフルーツなどのフルーツとあわせる
チアシードにも美容にうれしい栄養が詰まっていますが、β-カロテンやビタミンCなどの栄養素がほとんど含まれていません。
β-カロテンやビタミンCは抗酸化作用によりアンチエイジング効果が期待できるため、ブルーベリーやキウイフルーツなどのフルーツと一緒に摂るようにしましょう。
チアシードを使ったおすすめのレシピ【食べ方と合わせて知りたい】
ダイエットや美容によいチアシード。せっかくならおいしく楽しみたいですよね。
おいしくて効果も期待できる、おすすめのレシピを紹介します。
チアシードヨーグルト
チアシードをヨーグルトにつけると、ヨーグルトの水分を吸って濃厚な味わいになります。
ヨーグルト100〜150gに対し、チアシード小さじ1杯ほどが目安です。
冷蔵庫で一晩おいておくと、翌朝には食べごろになっていますよ。
お好みでフルーツやはちみつを加えていただきましょう。
チアシードスムージー
野菜や果物を使った栄養満点のスムージーにチアシードを入れれば、満足感のあるダイエットにおすすめのドリンクになります。
方法は、お好みのスムージーに、水で戻したチアシードを加えるだけです。
野菜や果物の栄養も手軽に摂れるため、朝食や間食としておすすめできます。
チアシードドレッシング
チアシードをお好みのドレッシングに加えると、とろっとするため野菜によく絡み、プチプチとした食感も楽しめるようになります。
ドレッシング大さじ1杯に対し、チアシードはひとつまみ~小さじ1/2ほど、お好みで量を調整しましょう。
10分ほどでドレッシングがとろっとしてきたら、完成です。
チアシードは食べすぎに注意!【正しい食べ方で適量を】
ダイエットや美容によいチアシードですが、食べすぎには注意が必要です。
食物繊維が豊富であるため、食べすぎにより消化不良を起こし、下痢や腹痛の原因となることがあります。
チアシードは大さじ1杯でレタス1玉以上分の食物繊維を含むことから、1日大さじ1杯までを目安にし、体調を見ながら自分にあった適量を見つけるようにしましょう。
チアシードの食べ方は難しくない♪ぜひチャレンジしてみて
今回の記事では「チアシードの食べ方」について、管理栄養士が解説しました。
チアシードは水につけるだけで手軽に食べられ、ダイエットや美容に役立つ効果が期待できます。
食べ方は難しくなく、味もクセがなく食べやすいため、ぜひチアシードに挑戦してみてくださいね!