キウイの正しい保存方法をご存じでしょうか?
キウイは、熟し具合を見て保存の仕方を変えることで、よりおいしく長く保存することができます。
また、より長持ちする保存方法も知っておけば、キウイがたくさんあっても最後までムダなく食べきれますよ。
今回の記事では「キウイの保存方法」について、管理栄養士が解説します。
キウイの保存方法は熟し具合で変えよう
キウイの保存方法は、手に入ったときの状態によって決めましょう。
・硬く熟していないキウイ:常温保存
・やわらかく熟したキウイ:冷蔵保存
キウイが硬い場合は、まだ熟しておらず、甘みが足りません。
常温に2~3日ほど置いておき、食べごろになったら冷蔵庫へ移しましょう。
冷蔵すると追熟のスピードが遅くなるため、1週間ほど保存できます。
より長持ちさせたい場合は別の保存方法があるため、のちほど詳しく紹介します。
完熟したキウイの見分け方
キウイが熟しているかどうかは、手でやさしく握ってみることで見分けられます。
横方向に握るのではなく、縦方向に握るのがポイント。
キウイが熟すと白い部分がやわらかくなるため、縦に握る方がわかりやすいのです。
やさしく握ってみて、やわらかさを感じたら食べごろです。
なお、スーパーなどで販売されているキウイは、完熟した食べごろのものがほとんどです。
スーパーで買ってきたものは、基本的に冷蔵保存でよいと考えてよいでしょう。
キウイの基本の保存方法
キウイの保存方法について、状態別のポイントを詳しく解説します。
【硬いキウイ】常温保存
常温保存する場合は、キウイをポリ袋に入れて軽く口を閉じ、涼しい場所で保存しましょう。
硬いキウイを冷蔵庫に入れると、追熟がなかなか進まず、酸っぱく甘みの少ないキウイのままになってしまいます。
キウイがやわらかくなるまでは常温保存をしましょう。
日数はキウイの状態によりますが、まず2~3日で一度様子を見てみるとよいでしょう。
それでも硬いようであれば、もう少し常温に置いておくなど、キウイの様子を見ながら追熟させてください。
【やわらかいキウイ】冷蔵保存(保存期間の目安:1週間)
やわらかいキウイは、冷蔵庫の野菜室で保存をします。
乾燥しないよう、新聞紙やペーパータオルなどに包んでポリ袋に入れてください。
保存期間の目安は1週間ほどですが、やわらかいキウイは傷むのが早いため、様子を見ながら早めに食べきりましょう。
キウイをより長持ちさせる保存方法
キウイをまとめて買ったときや、たくさんもらったときなど、キウイをより長持ちさせたい場合は、下記の2つの保存方法を試しましょう。
・少し硬めの状態で冷蔵保存して追熟スピードを遅くする
・冷凍保存する
この2つの保存方法について、詳しく紹介します。
少し硬めの状態で冷蔵保存する(保存期間の目安:1~2週間)
キウイが完全にやわらかくなる前に冷蔵保存しておけば、追熟スピードが遅くなるため、通常より長く保存できます。
まったく追熟していないと追熟が進みにくくなるため「少し硬め」くらいで冷蔵庫の野菜室に入れるのがベストです。
通常の冷蔵保存と同じように、新聞紙やペーパータオルで包んでポリ袋へ入れ、野菜室で保存しましょう。
保存期間は1~2週間ほどです。
キウイの状態によっては2週間以上保存できる場合もあります。
ときどき様子をチェックして、追熟が進んでいるようだったら早めに食べきるようにしましょう。
冷凍保存する(保存期間の目安:3週間)
キウイは冷凍保存も可能です。
やわらかいキウイは日持ちしにくいため、冷凍しておくと長く保存ができます。
保存期間の目安は3週間ほどです。
冷凍すると、シャーベットのような食感を楽しめます。
保存の仕方は、切ってからでも、丸ごとでも、どちらでもOKです。
切る場合は、キウイを食べやすい大きさに切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
室温に5分ほどおいて半解凍の状態で食べましょう。
丸ごとの場合は、キウイをラップで包んでから冷凍用保存袋に入れます。
食べる際は、流水にあてると指でツルンと皮が剥けます。
お好みの大きさにカットして食べましょう。
冷凍したキウイは、スムージーの材料にしたりヨーグルトに混ぜて食べたりするのもおすすめです。
追熟を早くする裏ワザ【キウイの保存方法】
キウイをりんごやバナナと一緒に袋に入れて保存すると、早く追熟させることができます。
これは果物の成熟に必要な「エチレン」がりんごやバナナから多く放出されているからです。
甘いキウイを早く食べたいときは、ぜひ試してみてくださいね。
キウイは状態で保存方法を決めよう!
今回の記事では「キウイの保存方法」について、管理栄養士が解説しました。
硬いキウイは常温保存、やわらかいキウイは冷蔵保存など、状態によって保存方法を変えることで、おいしく長く保存できますよ。
適切に保存して、キウイを最後までムダなく楽しみましょう。