冬の定番であるみかんは、たくさん買ったり貰ったりすると、傷むのが心配ですよね。
みかんの賞味期限は、いつまでなのでしょうか?
また、ちょっと乾燥したみかんなど、食べられるかどうか迷う場合の見分け方も覚えておきましょう。
今回の記事では「みかんの賞味期限」について、管理栄養士が解説します。
みかんの賞味期限はいつまで?
みかんの賞味期限(日持ち)は、常温または冷蔵庫で2〜3週間ほどです。
8〜10度の温度が保存に適しているため、寒い部屋や冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。
厳密にいうと、みかんに賞味期限は表示されていません。
そのため、傷んだみかんの特徴や食べられないサインを見分けることが大切です。
こちらの見分け方については、後ほど詳しく紹介します。
みかんに賞味期限が表示されていない理由
賞味期限や消費期限などの期限表示は、加工食品に義務付けられている表示です。
そのためみかんなどの果物や、野菜などの農産物に関しては、期限表示をしなくてよいか、省略してよいとされています。
はっきりとした期限はないため、みかんの様子を確認しながら食べられるかどうかチェックするようにしましょう。
保存方法によるみかん賞味期限(日持ち)の目安
みかんは保存方法により賞味期限(日持ち)の目安が異なります。
保存方法の仕方と、日持ちの目安を紹介します。
【冷蔵保存】賞味期限(日持ち)は2~3週間
みかんを冷蔵保存すると、2〜3週間ほど保存できます。
寒い時期は常温保存も可能ですが、みかんは暑さや温度変化に弱いため、春や秋などの少し暖かい時期は冷蔵庫で保存する方がよいでしょう。
冷蔵保存する場合は、みかんに傷や痛みがないかを確認し、ある場合は避けて早めに食べるようにします。
傷のないものは乾燥しないようキッチンペーパーや新聞紙で包んでから、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れてください。
【常温保存】賞味期限(日持ち)は3週間
みかんは寒い時期は常温保存ができます。3週間ほどを目安に食べ切りましょう。
段ボールに入っている場合は、一度取り出し、箱の底にみかんを並べて新聞紙を敷き、その上にみかんを積み重ねるようにします。
新聞紙がクッション代わりとなり、みかんが重みでつぶれるのを防いでくれますよ。
【冷凍保存】賞味期限(日持ち)は1ヶ月
みかんは冷凍保存すると、1ヵ月ほど日持ちします。
みかんがたくさんあって困るとき、やわらかくなってきたみかんを救済したいとき、またそのまま食べるのに飽きたときなどに試してみてください。
冷凍保存は丸ごとのままか、または房から外してバラバラにした状態で冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
食べる前に室温に置いておき、自然解凍させ、半解凍の状態でシャーベットのような食感を楽しむとよいでしょう。
みかんを長持ちさせる詳しい保存方法については、こちらの記事で紹介しているため参考にしてみてください。
みかんの保存は常温・冷蔵?長期保存のコツと正しい手順を解説
老若男女問わず人気の高いみかんは、旬の季節になるとまとめ買いをするという方も多いのではないでしょうか。しかし気づいたら皮にカビが生えていたり、ぶよぶよしていたり……ムダにしてしまうこともあるのが悩みの種です。そこで今回は、みかんを日持ちさせるコツと、正しい常温・冷蔵・冷凍保存の仕方について解説します。
傷んだみかんの特徴【賞味期限を見分けるために】
みかんは賞味期限の表示がないため、傷んだときの特徴を知っておくことが大切です。
食べられないみかんは以下のような特徴があります。
・カビが生えている
・触ったときにぐにゃっとしてやわらかい
・汁が出ている
・ぬめりがある
・変なにおいがする
また、上記のような特徴が見られなくても、味がおかしいと感じる場合は食べるのを控えましょう。
1個だけカビが生えていたらほかのみかんも食べられない?
みかんを保存していると「底にあったみかんにカビが生えていた!」というシーンは“あるある”かと思います。
底の方は風通しが悪いため、みかんに傷があったり潰れたりして汁が出てしまうと、カビが生えてしまうことがあります。
カビが生えてしまったみかんはもちろん食べられませんが、周りのみかんが大丈夫そうな場合は食べてもよいのでしょうか?
結論は、みかんをよく観察し、見た目や臭いに問題がなければ食べられる場合もあります。
食べられると判断した場合は、よく洗うようにしましょう。
少しでもカビや汁が付着していたり、色や臭いがおかしいと思ったりした場合は廃棄してください。
まだ食べられる?迷ったときの判断ポイント【みかんの賞味期限】
みかんに傷んだ特徴は見られないものの、皮が乾燥してしわしわになっているみかんは、食べても大丈夫なのか悩むこともあるかもしれません。
単に乾燥しているだけの場合は食べても問題ないことがほとんどですが、やわらかさ、汁の有無、においなどを総合的に見て判断するようにしましょう。
少しでもおかしいと思った場合は、廃棄したほうが安心です。
そのような状態になる前に、大量消費できる方法を試すなどして、早めに使い切るようにしましょう。
みかんの大量消費アイデアについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
みかんの缶詰は賞味期限が切れても食べてよい?
みかんの缶詰は加工食品であるため、賞味期限が記載されています。
賞味期限は「おいしく食べられる目安の期間」であり、未開封であれば賞味期限が切れたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
いつまで大丈夫であるかをお伝えすることは難しいため、以下の缶詰が腐った特徴を参考に見分けてみるのもよいでしょう。
【傷んだ缶詰の特徴】
・缶が膨張している
・開封したときににおいや色がおかしい
賞味期限をすぎると食品の風味や味は落ちてしまうため、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
みかんの賞味期限(日持ち)は2〜3週間程度!
今回の記事では「みかんの賞味期限」について、管理栄養士が解説しました。
みかんに賞味期限の表示はないものの、購入して2〜3週間ほどが日持ちの目安です。
みかんを傷ませてしまう前に、早めに食べきるようにしてくださいね。