季節の変わり目になると、日によって気温が上下して、着る服に悩みますよね。
朝夕冷え込んできたから衣替えをしたのに、また暑くなって夏物を引っ張り出してみたり。
結局、クローゼットや収納をひっくり返してお部屋がぐちゃぐちゃに…なんてことはありませんか?
一体いつ衣替えをすればいいの〜!?って気持ちわかりますよ!
せっかくの機会だから、衣替えしつつお部屋もキレイにお掃除してみませんか?
今回の記事では、お掃除のプロが「衣替えに最適な時期」をはじめ、スムーズに進められる「衣替えと一緒に掃除もすませるコツ」について解説します。
衣替えはいつが最適?→6月と10月の気温がベストタイミング
日本の学校や職場での衣替えのタイミングは、だいたい6月と10月ですよね。
地域によって気候の差は異なりますが、日本の平均気温を見ていくと、6月、10月あたりが衣替えの季節に最適とされています。
しかし実は、月で考えるよりも「1週間の最高気温」を目安にするとよいでしょう。
・1週間続けて「最高気温が15〜20℃くらい」
上記気温の時期が、衣替えに最も適した時期なのです。
【暑い→寒い】10月の衣替えがベストな理由
夏から秋へ変わっていくときは、最高気温はおおよそ15〜20℃程度。
朝夕は、カーディガン等の羽織ものがないと肌寒く感じるようになります。
1週間続けて「最高気温が15〜20℃程度」が、衣替えに最適な時期。
その時期は10月頃となります。
収納場所に余裕があれば、「秋と冬」で衣類を分けておくと、さらに気温差に対応しやすくなります。
衣替えの量も減るので、ラクになります。
ちなみに、冬物の厚手衣類への衣替えは、最高気温が15℃以下になってきてから。
【寒い→暑い】6月の衣替えがベストな理由
冬から春に変わっていくときも、最高気温はおおよそ15〜20℃程度。
冬物の衣類が本格的に暑く感じはじめる6月あたりに、春夏物の衣替えをしていきましょう。
春と夏と小分けに衣替えできるのであれば、夏物は最高気温が22℃以上になってからがオススメです。
スムーズな衣替えのために知っておきたいポイント
衣替えは計画なしにはじめると、部屋がぐちゃぐちゃになってしまったり、時間がかかってしまったりします。
衣替えをスムーズに進めるためのポイントは次の通りです。
・まずは断捨離で物を減らす
・カビ対策はしっかりと
・次シーズンまで着ない服はキレイな状態で保管する
順番に解説します。
衣替えの前に、まずは断捨離を
衣替えは、着なくなった衣類などを見直す絶好のチャンスです。
いらなくなった衣類を処分すると、収納スペースができるので、スッキリと片付けやすくなりますよ!
「1年着なかった服はもう着る機会なし」など判断基準を決め、いらなくなった服は衣替えを機会に断捨離するとよいでしょう。
カビ対策をしっかりと
衣替えは、晴れた日に行うことがベストです。
湿気の多い雨の日は、収納内にも湿気がこもるのでカビが発生しやすくなります。
そして、その湿気が衣類が傷んでしまう原因に。
また、収納ギチギチに衣類をしまうと、嫌なシワもつきやすく、通気性が悪くなるのでNGですよ。
空気が循環しやすいように、8割くらいの収納率を保つようにするとよいでしょう。
また、「吸収効果や防虫効果があるので収納には新聞紙を敷くとよい」という話を効くことがありますが、筆者はおすすめしません。
インクに防虫効果がある根拠はありませんし、新聞紙を敷いたままでは湿気がたまり逆効果です。
湿気対策には、市販の除湿剤を使用するようにしましょう。
次シーズンまで着ない服はキレイな状態で保管を
次シーズンまで収納保管しておくものは、洗濯やクリーニングに出してから保管してください。
汗や食べこぼしがついたまま保管すると、汚れが酸化してシミの原因になります。
見た目がきれいでも、一度着た衣類には皮脂汚れなどが付着しています。シミや虫食いで衣類が傷んでしまうことを避けるためにも、キレイな状態にしてから保管しましょう。
「衣替えと同時にお掃除」が賢い方法!コツを押さえいつでも簡単キレイ!
クローゼットや収納ボックスは、物が詰まっていてなかなか掃除できない場所ですよね。
衣替えは、普段は掃除できない収納箇所を掃除するチャンスです。
ぜひ、衣替えのタイミングで掃除をしていきましょう。
掃除で気をつけることは、湿気をためないことです。
拭き掃除は湿気の残る水拭きではなく、除菌効果もあって気化しやすい「アルコール除菌スプレー」を使っていきましょう。
収納場所のお掃除方法
クローゼットをお掃除するときは、中のものをすべて出してからはじめましょう。
掃除の基本は上から下に向かって。
【準備するもの】
・ハンディーモップ
・掃除機
・アルコール除菌
・フキン
・ブラシや綿棒(ハケなど毛が柔らかいものがオススメ)
掃除の仕方 : クローゼット
- クローゼットに置いている中の物をすべて出す
- ハンディーモップで上から下に向かって、そっとホコリをとっていく
- 下に落ちたホコリを掃除機で吸い取る
- アルコールスプレーをフキンに含ませ拭いていく
- しっかりと乾かしてから収納物をもどす
掃除の仕方 : 引き出し、収納ケース
- 中身をすべて出す
- 隅に溜まったホコリをブラシや綿棒でかき出す
- かき出したホコリを掃除機で吸う
- アルコール除菌スプレーをフキンに含ませ、拭いていく
掃除が終わったら衣替えの完成を
掃除が終わった後は、しっかり乾いてから衣類を戻すことが大切です。
また、防虫剤や湿気剤を使うなど、清潔な保管を心がけることで、衣類が長持ちします。
効果は上から下に降りていくので、上の方に置きましょう。
クリーニングから返ってきた衣類のビニールカバーは、保存用カバーではありません。
そのまま使うと洋服が変色してしまったり、中に湿気が溜まってカビが生えてしまうことも。
カバーを使う時は必ず、不織布でつくられたような保管専用のカバーをしましょう。
かさばって場所を取る冬物アイテムは、次のシーズンまで衣類を預かってもらえる「保管付きのクリーニング」を使うのもオススメですよ。
次回の衣替えも、やりやすいよう収納に工夫を
収納するときは保管場所を決め、中に何が入っているかわかるようにラベルなどを貼っておきましょう。
中は、半袖や長袖など種類ごとに分けておきます。
引き出しの中も小分けの箱で収納しておくと、出し入れも簡単で、掃除がしやすく、衣替えが手早くすみますよ!
衣替えは気温15~20度の時期に掃除と同時進行がベスト!
今回の記事では、お掃除のプロが「衣替えに最適な時期」や「衣替えと一緒に掃除もすませるコツ」について解説しました!
計画的に衣替えをすることで、次回もスムーズな衣替えができます。
また、衣替えと同時に掃除もすることで、より効率的に進めることが可能です。
新しい季節を快適に迎え入れる部屋作りをしていきましょう。