強い香りで料理にアクセントを与えてくれる「にら」。
炒め物や汁物などに使われますが、気付いたら冷蔵庫の奥で干からびていた……という経験をした方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、にらを最後までおいしく食べきるために知っておきたい、冷蔵・冷凍の保存方法や保存期間の目安、にら消費レシピなどを解説します。
【結論】にらは長期保存なら冷凍、すぐ使うなら冷蔵がおすすめ!
にらをおいしく長持ちさせたいなら「冷凍保存」がおすすめです。カットした状態で冷凍しておけば、凍ったまま使いたい分だけ鍋やフライパンに入れるだけでOK。ササっと手軽に使えるのも魅力です。
冷凍の場合、保存期間の目安は1ヶ月ほどです。冷蔵に比べ、長く保存できるのもうれしいポイントですね。食感や香りもほとんど変わらないため、おいしく食べられますよ。
もちろん、すぐに使い切る場合は冷蔵保存も可能です。保存期間の目安は多少前後しますが、およそ2~7日を目安に使い切りましょう。
にらの保存方法
にらの保存方法を冷凍、冷蔵の場合に分けて、写真を交えて解説します。
【冷凍】手軽に長く保存するなら冷凍する
冷凍保存は手軽に長期間保存できるため、にらをすぐに使い切らない場合や、使う頻度が低い場合は冷凍しておきましょう。保存期間の目安は1ヶ月ほどです。
冷凍するとにらの香りが少々飛んでしまったり、食感が硬くなったりすることがありますが、炒め物やスープなどに十分活用できます。解凍する際に凍ったまま加熱することで、食感の変化が気になりにくくなります。
にらはよく洗い、キッチンペーパーなどを使って水気をしっかりとふき取ります。
使いたい大きさに合わせて切り、冷凍用保存袋に入れます。
にらを袋の中で平らにして空気を抜き、口を閉じて冷凍します。
解凍するときは、使いたい分だけ取り出し、そのまま鍋やフライパンに入れて加熱してください。
大きく切ると噛み切りにくくなることがあるため、気になる場合は小さめ(1〜3cm程度)に切ると良いでしょう。
【冷蔵】すぐに使うなら冷蔵庫の野菜室で保存する
すぐに使う予定があれば、冷蔵保存が手軽です。方法により保存期間の目安が変わるため、どの程度長持ちさせたいかで方法を選んでください。
<保存期間:2~3日>そのまま保存する
2〜3日で使い切るのであれば、とくに手をかけずにそのまま冷蔵庫の野菜室で保存してOKです。もし買ってきた際に包装されていなければ、ポリ袋に入れるかラップで包み、乾燥しないよう対策してください。
そのまま保存すると傷みやすいため、様子を見ながら早めに使い切りましょう。
<保存期間:4~5日>ペーパーで包んで密閉して保存する
もう少しにらを長持ちさせたいなら、にららをキッチンペーパーで包み、密閉できる袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存期間の目安は4~5日ほどです。様子を見ながら早めに使い切りましょう。
にらは3等分ほどの大きさに切り、キッチンぺーパーで包みます。
冷凍用保存袋などの密閉できる袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
使うときは、使いたい分だけ取り出し、切ってから使いましょう。
<保存期間:7日>鮮度保持袋へ移して保存する
にらを冷蔵庫で簡単に長持ちさせたいなら、鮮度保持袋へ移して保存するのがおすすめです。移し替えるだけの手軽な方法で、7日ほど日持ちします。
鮮度保持袋とは、野菜が傷む原因のひとつである「エチレンガス」から野菜を守ってくれるもの。100円ショップやスーパーなどで購入でき、安いものであれば40〜80枚入りで110円ほどで手に入ります。
方法は簡単。買ってきたにらを袋から取り出し、鮮度保持袋へ入れるだけ。
7日ほど日持ちしますが、様子を見ながら早めに使い切ってください。
鮮度保持袋はにらだけでなく、ほとんどの野菜に活用できます。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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水に浸して冷蔵庫に入れておくと長持ちする?
にらを水に浸して冷蔵保存する方法がありますが、メリットよりデメリットの方が大きいと考えられ、あまりおすすめできません。
メリットは7日程度と、比較的長く日持ちすること。デメリットは、保存場所を取ったり水換えの手間がかかったりするうえに、ビタミンCなどの水溶性の栄養素が流れ出てしまうことがあります。
7日程度日持ちさせたいのであれば、鮮度保持袋を使うか、冷凍保存する方が手軽で良いでしょう。
にらをたっぷり楽しめるレシピ
にらがたくさんあるときに作りたい、にらをたっぷり楽しめるレシピをご紹介します。
ちくわとニラのチヂミ
ちくわ、ニラ、○薄力粉、○片栗粉、○卵、○鶏ガラスープの素(顆粒)、●ポン酢、●ごま油、●一味唐辛子、●白いりごま、ごま油
調理時間:20分
鶏のカリカリ焼きニラソース
鶏もも肉、にら、○しょうゆ、○酢、○ごま油、○砂糖、○にんにくチューブ、○白いりごま
調理時間:20分
豆腐とニラのピリ辛丼
もめん豆腐、ニラ、ごま油、○しょうゆ、○酒、○豆板醤、○ニンニクチューブ、○鶏ガラスープの素(顆粒)、○砂糖
調理時間:20分
どれも簡単でおいしく召し上がれるレシピなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
にらを長持ちさせて、さまざまな料理に活用しよう
今回の記事では、にらの保存方法や使い切り目安の期間、簡単レシピをご紹介しました。
にらは傷みやすい野菜ではありますが、うまく保存すれば長く楽しむことができます。にらを長持ちさせ、スタミナ満点のにら料理をたくさん楽しんでくださいね。