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【薬剤師が解説】肌荒れの原因と対処方法は?マスクによる肌トラブルの対策も


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肌が荒れていると自分に自信が持てなかったり、おしゃれを楽しめなかったりしますよね。特にマスク必須の世の中になり、肌荒れが悪化した方も多いのではないでしょうか。この記事では、肌荒れの原因と対処方法について現役薬剤師が解説します。適切に対処して肌荒れの改善を目指しましょう。

肌荒れの原因

肌荒れには様々な原因があります。その原因と対策について説明します。

便秘

便秘はお腹が張る、イライラなどのストレスを感じる、睡眠に影響するなど、全身に悪影響を与えます。その中でもはっきり分かるのがこの「肌荒れ」です。スキンケアはもちろん大切ですが、便秘の症状に悩まされている場合は体の中から綺麗にしていくことが肌荒れ改善への近道です。

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食生活の偏り

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外食やコンビニ食が増えると、油分や糖質、添加物、塩分の摂取量が多くなります。食事は肌を作る源なので、食生活が乱れると肌荒れしやすくなってしまいます。できれば日頃から栄養バランスよく食事を摂っていただきたいのですが、忙しくて食事に手間ひまをかけられない場合もありますよね。そんな時は、後ほど紹介するサプリメントで栄養補給するのもおすすめです。

バリア機能の低下

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近ごろ患者さんからよく相談を受けるのが、マスクによる肌荒れです。湿度と温度が高くなるマスクの中は想像できないくらいのばい菌で溢れています。アルコールスプレーで除去しようとしても、マスクに残ったアルコールで余計に肌を傷めてしまうことも。

またマスクの中では湿気にさらされ、マスクを外してからは乾燥するので、湿度の差が生じる過程で肌に負担をかけています。さらにマスクの着脱時には気づかないうちに手が顔に触れてしまい、ばい菌が繁殖してしまうこともあるのです。これらのダメージにより、肌のバリア機能が低下することでも肌荒れは起きやすくなります。

マスク以外でも、疲れていてうっかり化粧を落とさず寝てしまった……といったことでもバリア機能は低下しやすくなります。

肌荒れが治りにくくなってきた…その原因は?

ここ数年は日常的にマスクを着用するようになったことから、世代を超えて肌荒れが治りにくくなってきたと感じる人が増えています。その原因も、先ほど紹介した「バリア機能の低下」にあります。

本来私たちの肌は外界から身を守るために強い細胞でできているはずですが、マスク着脱による頻繁な環境変化に肌が対応しきれずにいるのです。その結果、肌に疲労が溜まりバリア機能が低下するため、あらゆるばい菌や汚れに肌が負けてしまっています。

肌荒れしているときのNG行動3つ

肌が荒れると「すぐに治したい!」と気持ちが焦ってしまうものですが、次に挙げる行動は症状を悪化させる可能性が高いため、行わないようにしましょう。

NG行動1:顔を手で触る

手はアルコールで消毒をしていても、目に見えないゴミやばい菌がたくさん付いています。肌が荒れているときは少しのばい菌にも耐えられないので、できる限り触らないようにしましょう。

お化粧をしたり薬を塗ったりするために触る必要があるときは、手を綺麗に洗ってからにします。またアルコールは肌を傷めてしまうので、手を消毒した後はよく乾かしから触れるようにしましょう。

NG行動2:洗わない

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マスクをしていて肌が荒れているから、お化粧をあまりしていないから、という理由で洗顔を全くしないケアをされる方がときどきいらっしゃいますが、それは間違いです。マスクの中はばい菌が多く、私たちの皮脂や湿気を栄養にすくすくと育っています。そのため、全く洗わないのはとても危険です。しかし、ゴシゴシ洗ってしまうとそれもまた肌を傷めつけてしまうので、洗顔料をしっかり泡立てて、肌に摩擦が起きないように優しく洗いましょう。

NG行動3:保湿しすぎる

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よく「乾燥はお肌の大敵」といわれますが、一概にそうは言えません。なぜなら、肌荒れの原因が乾燥によるものなのかのか、湿気や油分によるものなのかは人によって異なるからです。

だからといって、化粧水や乳液を何もつけないのもNG。肌のバリア機能が下がってしまいます。ポイントとしては、化粧水や乳液をつけた時に「不快じゃないしっとり感」があるかどうかです。できれば化粧水を多めに、乳液は薄皮を覆うように塗るイメージでつけてみてください。そうすることで刺激を最低限に抑え、適度に保湿できるようになります。

今日からできる!肌荒れへの対処&予防方法

肌荒れの原因についてお話しましたが、今日からできる対策をいくつかご紹介します。

肌に良い食べ物・サプリメントを取り入れる

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即効性はありませんが、次に挙げるような食べ物やサプリメントを意識的に取り入れることで、肌荒れの改善や予防が期待できます。

タンパク質を含む食べ物(肉、魚、大豆など)

近年はあらゆる世代でタンパク質不足が問題になっています。タンパク質は体内で分解されてアミノ酸になり、アミノ酸は肌はもちろん、身体を作っていくのに必要不可欠な成分です。肌荒れのない綺麗な肌を作っていきたいのであれば、積極的にタンパク質を摂取して健康な皮膚を作りましょう。普段から肉・魚・大豆等、タンパク質を多く含む食べ物を取り入れていくことが大切です。

プロテイン

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タンパク質を含む食べ物が不足しがちな方は、プロテイン(タンパク質を補う栄養補助食品)を取り入れるのもおすすめです。水や牛乳に溶かして飲むパウダータイプのものはココア味やチョコ味、イチゴ味など、甘くて飲みやすくできているものが多いので、お菓子が食べたくなってしまった時の代用としても使えます。

野菜や果物

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テレワークでお菓子を食べることが増えてしまった方も多いのではないでしょうか。糖分は体を冷やし、油分は肌をオイリーにしてしまいます。野菜や果物をよく摂ることで、身体に必要なビタミン類や食物繊維が補給できます。冒頭で紹介したとおり、便秘が肌荒れの原因になることもありますので、便秘予防のためにも日ごろから野菜や果物を食べることを心がけましょう。

ビタミンC、ビタミンB群のサプリメント

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ビタミン類はサプリメントで摂取することも可能です。ビタミンCには抗酸化作用があり、肌のバリア機能を強くし老化を抑える効果があると言われています。また肌のハリを保つコラーゲンの生成に必要な成分でもあります。

ビタミンB群は体の細胞の働きを助ける作用があるので、肌の生まれ変わりにも影響を与えます。どちらも水溶性ビタミンで体に蓄積されないので、こまめに摂取することをおすすめします。美肌のためだけでなく、健康のためにもにビタミン類は摂取するようにしましょう。

漢方を取り入れてみる

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肌荒れは「ただ肌が荒れている」だけではなく、体調不良のサインの一つです。肌荒れが治りにくい時は、身体の免疫力を上げる必要があります。

免疫力向上におすすめな方法のひとつに漢方薬があります。漢方薬はドラッグストアなどでも気軽に購入できますが、免疫力向上が目的であっても人によって適した漢方は変わってきます。そのため、漢方を試す場合は自己判断するのではなく、医師や薬局の薬剤師に相談して自分に合った漢方薬を選んでもらうことをおすすめします。

肌荒れしにくいマスクを使う

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肌荒れしにくいマスクとは、使用中に不快感を感じないマスクです。

現在はさまざまな素材や形のマスクが流通しています。商品の特長にもさまざまなものがありますが、一概にどのマスクが肌に優しいとは言うことができず、個人差があります。

実際に「肌に優しいこと」が強みのマスクを使っても、紙の繊維が触れること自体が肌ストレスになって荒れてしまったり、柔らかい布を使っていても湿気に肌が負けてしまったりなど、人によって肌荒れの原因は異なります。実際にいろいろなタイプの商品を試してみて、ご自身の感覚を基準に選んでみてください。

皮膚科を受診するかどうかの判断基準

肌荒れの症状が改善しない場合、皮膚科の受診を検討する方も多いと思います。最後に、皮膚科を受診すべきかどうかの判断基準について解説します。

市販の薬を使って2~3日経っても改善しない時

自己判断でいろいろな薬を試すより、医師の指示に従った方が方が早く改善する可能性があります。市販の薬を使ってみて効果を感じられないときは、皮膚科の受診を検討しましょう。

かゆみが止まらない時

かゆみの症状には内服薬を使って改善させることもあるので、かゆみが続く場合は医師に相談しましょう。

炎症が治まらず熱をもっている状態が2~3日続く時

炎症や熱が伴う肌荒れの場合、皮膚科を受診すれば抗生物質が処方される場合があります。自己判断で対処するより早く治る可能性があるので、受診することをおすすめします。

上記に当てはまらない場合でも、気になる症状があれば受診して問題ありません。医師に相談することで、適切な薬の処方のほか、食事改善などのアドバイスを受けられる可能性もあります。

肌荒れ改善で大切なのは、日々の積み重ね

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肌荒れは日頃のケアや食事・サプリメントなどによって改善できることが多いものです。即効性のあるものは少ないため、治すのに時間がかかってしまう場合もありますが、あきらめず地道に継続していくことが大切です。ただし、症状が改善されない場合は自己判断せずに病院を受診するようにしましょう。

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