この記事では、サラダやスープ、炒め物などさまざまな料理で活躍するキャベツの切り方を解説します。キャベツは内側と外側で食感や味わいが異なるので、各部位の特徴を活かしながら料理に活用しましょう。
キャベツは部位によって活用するメニューを変えよう!
キャベツは使用する部位によって食感や味わいが異なります。それぞれの部位の特徴を知っておくことで、キャベツをよりおいしく料理に活用できるようになりますよ。
1. 炒め物にするなら外側の葉がおすすめ
キャベツの外側の葉は、外から5枚目くらいまでの濃い緑色の部分を指します。
内側の部分に比べると甘みは少ないですが、パリッとしていて色も鮮やかなので、食材の食感を活かす炒め物に適しています。特に1番外側の1~2枚はかたくて捨ててしまう方も多いですが、捨てるのはもったいない部位なのでざく切りにして調理しましょう。
2. 内側の葉は煮込み料理や炒め物に使うのがおすすめ
キャベツの葉は内側にいくほど柔らかくなり、甘みもでます。そして、火を通すほど甘みも強くなるので、スープ等の煮込み料理や炒め物におすすめです。外側の葉と同様に、ざく切りにして調理しましょう。
3. 芯に近い中心の葉はサラダに使うのがおすすめ
中心に近づくほど、葉は柔らかく甘みが強くなります。そのため、この部分はコールスローなどのサラダや漬物に使用するのがおすすめです。中心の葉は、細かく切ったり手でちぎったり、どんな切り方をしても柔らかく甘みを感じやすいので、シンプルな味付けでも美味しくいただけます。
キャベツの切り方
それでは、キャベツ1玉を使って切り方を解説します。簡単な芯の取り方から千切り、ざく切り、みじん切りの方法まで、それぞれの切り方をするのに適した部位と併せて紹介します。
芯の取り方
1. キャベツ1玉を縦半分に切る
2. 芯の真上から横半分に切る
3. 芯に沿って斜めに切り込みを入れ、取り除く
千切り(おすすめ:中心~内側の葉)
1. キャベツの中心部をぎゅっと押して、平らにした状態で1~2mm程度の幅に細く切る
千切りにするときは、キャベツの繊維に対して垂直に断ち切ることで、やわらかな食感に仕上がります。
【おすすめレシピ】納豆とキャベツのサラダ
甘く柔らかい中心から内側の葉を使った千切りキャベツは、生の状態でおいしく食べられます。材料と調味料を混ぜるだけのお手軽レシピなので、食卓にあと一品ほしいときにもおすすめです。
納豆とキャベツのサラダ
キャベツ、納豆、○納豆付属のタレ、○マヨネーズ、揚げ玉(好みで)、青のり(好みで)
調理時間:10分
ざく切り(おすすめ:外側~内側の葉)
1. 葉を数枚重ね、繊維に沿って3~4cm幅に引き切りする
2. 同じく3~4cm幅で、繊維に対して垂直に切る
【おすすめ料理】キャベツと鶏肉のちゃんちゃん焼き風
ジューシーな鶏肉とシャキシャキ食感のキャベツがマッチした一品。ご飯にもよく合います。
キャベツと鶏肉のちゃんちゃん焼き風
鶏もも肉、キャベツ、○味噌、○酒、○みりん、○砂糖、塩・こしょう、バター、サラダ油
調理時間:20分
みじん切り(おすすめ:中心に近い葉)
1. 葉を数枚重ねて中心部をしっかりと押さえ、5mm程度の細切りにする
2. 葉の向きを変え、さらに5mm程度の幅に切る
みじん切りは一度に大量に切ろうとすると作業がしづらくなるので、少量ずつ(2~3枚ずつ)カットするのがおすすめです。
【おすすめレシピ】春キャベツのコールスロー
レシピでは千切りキャベツを使用していますが、みじん切りでもOK。キャベツの甘みとマヨネーズの酸味の相性がよく、お子さんにも人気のサラダです。
春キャベツのコールスロー
春キャベツ、にんじん、○マヨネーズ、○粒マスタード、○酢、○砂糖、塩・こしょう
調理時間:20分
切り方をマスターしておいしくキャベツを食べよう!
各部位の持つ特徴を活かした切り方をすれば、今まで以上にキャベツのおいしさを楽しめるようになりますよ。ご紹介したレシピも手軽に作れるものばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。