ブロッコリーの茎、どうしていますか?管理栄養士の尾花友理さんにブロッコリーの茎に含まれる栄養や、おすすめの調理法についてお伺いしました。手軽でおいしい調理アイデアもご紹介します!
この時期お得に買えるブロッコリー。子どもも食べやすい野菜で、食卓に上がる機会が増えているのではないでしょうか。そんなブロッコリー、つぼみの部分を切った後の茎、どうしていますか?
捨ててしまうのはあまりにももったいない「ブロッコリーの茎」の活用アイデアをお届けします。
ブロッコリーの茎には、ビタミンC、βカロテン、葉酸が豊富!
ブロッコリーのつぼみだけをカットして。茎はそのまま処分…という家庭もあるのではないでしょうか。
「ブロッコリーの芯・茎の部分にはつぼみ同様、ビタミンCやβカロテン、葉酸が豊富に含まれています」と尾花さん。
もともと栄養豊富なことで知られるブロッコリー、その茎にはもちろん栄養の宝庫なんです。
とことん楽しめる!ブロッコリーの芯のおいしい活用アイデア
そんな残さず食べたい茎ですが、どのような調理法が向いているのでしょうか。
「緑の厚い皮は繊維が硬すぎるので、皮をむいて白い部分を食べましょう。そのコリコリした食感をいかすために、繊維に沿って(縦に)切るのがおすすめです!また、豊富なビタミンCを効率よく摂取するためには、レンジ加熱や、短時間でさっと炒めるとよいですね」と尾花さん。
尾花さんおすすめの調理法はこちら!
- ごま油で炒めて塩、こしょう、にんにくのシンプルな味付けでお酒のおつまみに
- 千切りにしてきんぴらに
- つぼみと違い煮込んでも形が崩れないので、スープやシチューに入れる
なにやら、いろいろなお料理に使えそうですね。では、具体的に活用アイデアを見ていきましょう♪
栄養たっぷり♪「鶏ひき肉とみじん切り茎のカレー」!
料理に使ったブロッコリーやカリフラワーの茎ストックがたまったbon_macaさんがランチに作ったのは、こちらの彩り豊かなカレー。
鶏ひき肉とみじん切りにした茎のほか、ハンドブレンダーにかけた大根の皮や玉ねぎでとろりみを付け、ざく切りトマトも加え酸味をきかせた味わいに!
ブロッコリーの茎の上の方は薄くスライスして添えて。塩とオリーブオイルで食感を楽しみながら食べたそう。
お代わり必須の茎カレー…「茎を取っておいてカレーをするタイミングで使う!」というのはどの家庭でも取り入れやすい活用法ですね!
塩昆布と合わせてモリモリ食べられる副菜に♪
parr.muさんがブロッコリーの茎で作ったのは、こちらの副菜。
カットしてレンジ加熱した茎の水けをとり、オリーブオイルと塩昆布、塩・こしょうで味付け。
塩昆布の旨みとごまの香ばしさで、無限に食べられそうですね!「献立にあと1品ほしい!」というときにも役立ちます。困ったときの「ブロッコリーの茎おかず」!
コリコリ食感でお酒がすすんじゃう!「茎おつまみ」
尾花さんのおすすめの調理法にもありましたが、お酒のおつまみにもブロッコリーの茎は大活躍!
薄切りにして、ざっと炒めて、好きな味付けで、あっというまにおつまみが1品出来上がり。「何かおつまみある~?」と聞かれたときに、「ブロッコリーの茎しかなかったけど、これでいい?」と出せば、さりげなくお料理上手をアピールできそう!(笑)
そのコリコリの歯ごたえがまたよく、お酒がついついすすんでしまいます。茎おつまみを作りたいがためにブロッコリーを買ってしまいそうな、クセになるおつまみです。
アメーバ風の形がかわいい!おべんとうの彩り&仕切りに
薄切りにした茎をさっとゆでるかレンチンでお弁当に!
彩りにはもちろん、茎を輪切りにすると形がかわいいんです!おべんとうのおかずに楽しいリズムが生まれます。また、形がしっかりしているので、おかずの仕切りとして使うことも!歯ごたえがうれしい箸休めに最適な1品に。
とりあえずぬか漬けにしておくのも!
皮をむいて食べやすく切り、ぬか床に1日くらい漬けておくと、ブロッコリーの甘味が引き立つおいしいぬか漬けに!生のまま付けてもよいですが、さっとゆでるかレンジ加熱してから漬けるのがおすすめ。
いかがでしたでしょうか。ブロッコリーの茎の魅力を再発見できますよね。
余った部分を活用できる!食感が最高でおいしい!栄養もたっぷり!と一石三鳥のブロッコリーの茎おかず。茎の調理にハマってしまいそうです。
ぜひ、いろいろな茎メニューに挑戦してみてください。