![304ac020e57f4d7f](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/590c/44ed/1bc5/245e/7d6a/7b72/634f/8e23/304ac020e57f4d7f.jpg)
じゃがいもを使おうとしたら、表面がやわらかくなっていたことはありませんか?やわらかくなったじゃがいもは食べても大丈夫なのか、管理栄養士が解説します。またじゃがいもの正しい保存方法や、やわらかくなったじゃがいもを大量消費できるおすすめメニューもご紹介します。
じゃがいもはやわらかくなっても食べて大丈夫?
じゃがいもを触ってみてやわらかくなっている場合、食べても大丈夫かどうか解説します。
皮をむいてみて、きれいならOK!
![67cd81e20e26469c](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/4c22/d724/e1f0/5592/8b70/8c15/b0c6/934a/67cd81e20e26469c.jpg)
じゃがいもがやわらかい場合、皮をむいて切ってみてきれいな状態であれば食べてもOKです。
きれいな状態とは、中が変色しておらず、白っぽいクリーム色のじゃがいもらしい色合いをしている状態です。反対に、以下のような状態は傷んでいる可能性があります。
・切ってすぐに中が茶~黒っぽい色をしている
・酸っぱいニオイなど変なニオイがする
・表面から汁が出ている
・やわらかいを通り越してぶよぶよしている
このような場合は食べずに処分しましょう。なお、調理中にじゃがいもが黒などに変色する場合は、じゃがいもの成分が調理中に変化したものであるため、食べても問題ありません。
じゃがいもがやわらかくなってしまう理由
![3b7c3657fd1affba](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/6be1/b2ba/3638/e4fe/942b/0b58/42c6/dc6d/3b7c3657fd1affba.jpg)
じゃがいもがやわらかくなるのは、乾燥して水分が抜けてしまったから。保存中に乾燥してしまったか、古くなって徐々に傷みはじめているサインです。
じゃがいもがやわらかくなっていることに気付いたら、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
多少やわらかい程度であれば、水分が抜けただけなので問題なく食べられ、調理してしまえば味や食感に大きな変わりはありません。どんな調理法でも大丈夫ですが、しっかり火を通していただきましょう。
芽が出ている・皮が緑に変色している場合は要注意!
![F4a156c2445f4fbb](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/fafa/eaf6/2b01/5673/f588/0750/0629/ec11/f4a156c2445f4fbb.jpg)
じゃがいもがやわらかくなっているだけでなく、芽が出ている、皮が緑に変色している場合はしっかり取り除いて食べる必要があります。
芽や皮の緑色の部分には、ソラニンとチャコニンという天然毒素が多く含まれていることがあります。これらをたくさんとることで、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出る場合があり、注意が必要です。
芽が出ている場合は根元からしっかりとくり抜き、皮は緑色の部分がなくなるまで厚く剥いてください。取り除けないほどたくさん芽が出ていたり、中の方まで緑色になっている場合は、使うのを避けましょう。
じゃがいもの正しい保存方法
![2b2f16f31797c115](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/18ee/59e7/b3af/5569/b3d2/d235/c0a9/a35b/2b2f16f31797c115.jpg)
じゃがいもを正しく保存することで、やわらかくさせずに長く保存できます。じゃがいもは常温保存がおすすめですが、夏の暑い時季は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
常温保存がおすすめ
じゃがいもは常温保存することで3~4か月ほど日持ちします。じゃがいもは乾燥も嫌いますが、湿気も苦手のため、涼しくて通気性のよい場所で保存しましょう。日光にあたると皮が緑に変色してしまうため、暗い場所で新聞紙に包むか、被せるかしておきます。
3~4か月はあくまで目安なので、じゃがいもがやわらかくなるなどの傷みはじめのサインがみられたら、早めに使い切りましょう。
夏は冷蔵庫の野菜室で保存しよう
じゃがいもは20度以上になると芽が出てきやすくなるため、夏の暑い時季は冷蔵庫の野菜室で保存します。低い温度で保存すると、じゃがいもが低温障害を起こしやすくなり傷むのが早くなってしまいます。必ず冷蔵室より温度の高い、野菜室で保存しましょう。
冷蔵庫内は乾燥しやすいため、そのまま保存するとじゃがいもがやわらかくなりやすいです。新聞紙かキッチンペーパーに包んだうえでポリ袋に入れ、乾燥を防ぎます。新聞紙かキッチンペーパーが湿ってきたら交換してください。
約2~3か月は日持ちしますが、様子を見てやわらかくなっているようであれば早めに使い切りましょう。
じゃがいもの大量消費におすすめのメニュー
じゃがいもがやわらかくなってきた場合、傷む前に早めに食べきりましょう。もしたくさんじゃがいもがあるなら、大量消費できるメニューがおすすめです。大量消費におすすめなメニューを3つご紹介します。
丸めない・揚げないコロッケ「スコップカレーコロッケ」
![A9aed78802052917](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/b295/3a44/8600/e92c/9a85/c88a/836a/f2f9/a9aed78802052917.jpg)
コロッケの材料を耐熱容器に入れて焼くだけで、まるでコロッケのような味わいになるメニューです。丸めたり揚げたりと面倒な工程がないので、あっという間に完成します。
じゃがいももたくさん使えるので、大量消費にもってこいの1品です。
![5f5bd9722959c6b0](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/w=224,h=142,f=jpg,a=2/4b12/95e5/c94f/f06c/bd0f/8e4c/0857/0650/5f5bd9722959c6b0.jpg)
買い物行けなくても、野菜高騰でも絶対常備!【じゃがいも】レパートリーが増えるレシピ5選
お天気が悪かったり忙しかったりして買い物に行けない時。疲れ切ってどこへも出かけたくない日、そんなときにはおうちにある常備菜のじゃがいもの出番です!お腹にたまるおかずが作れて、家族も大好きなこの食材。使わない理由はありません!
こんがり香ばしい♪「じゃがいものガレット」
![F610d0f1a6cee19f](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/7791/5b09/a96d/f5b7/73a6/e8af/52bf/dbb5/f610d0f1a6cee19f.jpg)
細切りにしたじゃがいもで作るガレットは、外はカリっと、中はモチモチとした食感を楽しめます。じゃがいもの味わいをシンプルに楽しめるメニューで、たくさん消費することができますよ。
![017ca756ee74be30](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/w=224,h=142,f=jpg,a=2/05aa/e0d1/8543/56d3/a2c1/c041/e26b/4832/017ca756ee74be30.jpg)
じゃがいものガレット
じゃがいも、ベーコン、○薄力粉、○パルメザンチーズ、○ハーブソルト、○こしょう、ケチャップ(好みで)、オリーブオイル
調理時間:15分
シャキシャキした食感がおいしい「じゃがいもきんぴら」
![0a6378d145f3047d](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/f=jpg,u=0,w=1400/1a8f/554c/d2aa/de36/8e23/e8e1/6cdf/4fd7/0a6378d145f3047d.jpg)
定番のきんぴらを、ごぼうでなくじゃがいもで作ったメニューです。甘辛い味付けで、ご飯のおかずにもぴったり。余ったらお弁当のおかずにもなるので、たくさん作っておくのもいいですね。
![2bcb2552d555e81d](https://tokubai-news-photo-production.tokubai.co.jp/c/w=224,h=142,f=jpg,a=2/9e29/fd6a/b62f/6d9c/0af1/e515/9509/d97d/2bcb2552d555e81d.jpg)
じゃがいもきんぴら
じゃがいも、にんじん、○しょうゆ、○酒、○みりん、○砂糖、白いりごま、ごま油
調理時間:20分
やわらかいじゃがいもは様子をチェックして食べられるか判断しよう
やわらかいじゃがいもは、中がきれいな状態であれば食べられることをお伝えしました。まだ食べられるものを捨ててしまうのは、食品ロスを増やしてしまう原因にもなります。やわらかくなっても様子を見て正しく判断して、傷む前に早めに食べきるようにしてくださいね。