ラーメンやうどん、そうめんなどを茹でる時、ちょっと目を離したすきにふきこぼれてしまったこと、きっと誰もが一度は経験していますよね。実は、ちょっとの工夫でふきこぼれない方法があるんです。
おうちで食事を食べる機会が増えた今、パパッと手軽に作れる麺類は便利ですよね。ところが先日、こんな話を耳にしたのです。
”リモートワークの夫が「今日のお昼は自分でラーメン作る」って言ってて。いい傾向だなと思いつつ、喜んで仕事から帰ってきてびっくり。ラーメン茹でてふきこぼしてそのまま放置。コンロも五徳もガビガビになっててさ。自分で作ったことは褒めたいところだけど、コンロの掃除までしてほしかったってのは高望みし過ぎかな。”
思わず、心の中で「超わかる!!!」と激しく同意。料理は後片付けまでやってはじめて、終わり。見えない作業が地味で大変なんです。
麺がふきこぼれたらすぐに掃除しないと。……あ、そもそもふきこぼれないように茹でる方法があればいいんじゃない?そこで麺がふきこぼれない方法を色々調べて検証しました。
そもそも、鍋のふきこぼれの原因とは?
まずは麺を茹でるとふきこぼれるのはどうしてか考えてみました。
麺を茹でると、麺に含まれるでんぷんが湯に溶け出します。茹で汁はとろっととろみがついてますよね。そのとろみが影響して水面に膜を張ったような状態に。そのせいで水が蒸発できずに泡となってしまいます。その泡がたまってくると溢れ出すというワケです。
麺を茹でるとふきこぼれるには、科学的な理由があったんですね。では、実際にふきこぼれないといわれている方法を検証してみましょう。
箸や木べらを鍋にのせて茹でる方法を試してみた
鍋のフチに菜箸や木べらをのっけて茹でるという方。試してみました。
なるほど、この方法だと泡が押さえつけられてる感じ。鍋に注ぎ口がある雪平鍋だったせいもあるのか、少しふきこぼれましたが、なにもしない時よりはふきこぼれる量も少なくてすみました。
木べらも試しましたが、結果はほぼ菜箸と同じです。
おうちに必ずある、菜箸や木べらをのせるだけならとっても簡単ですよね。ふきこぼれするまでの時間があきらかに長くなったので、この方法はおすすめです!※菜箸や木べらが燃えないよう、火加減には気をつけましょう。
100円グッズのふきこぼれ防止専用の道具を使って茹でてみた!
木べらと菜箸での成果に満足していたところ、100円ショップ「ダイソー」に行くと、ふきこぼれないための専用の道具がが。早速買って試してみました!
使い方は簡単。鍋の底にコトコトくんを入れて水を張り、火にかけます。沸騰したらいつもの要領で麺を茹でるだけ。
驚くことに、ふきこぼれないどころか、表面に泡がたまってくる様子すらない!これスゴくないですか!!!!!!
どうやらこの表面のくぼみのおかげで対流ができてふきこぼれにくくなるようです。
今回の検証で、菜箸や木べらは火加減を調節してほんの少し目をかければふきこぼれることはない。コトコトくんを使えば、ほったらかしてもふきこぼれる心配とサヨナラできるということがわかりました。100円でコンロ掃除から開放されるなら十分価値ありと思います。(個人の感想です)
気になる人はぜひ試してみてくださいね。