食べ頃の見極めが難しいアボカド、いざ切ってみたら硬かった……という経験はありませんか?今回はアボカドを切った後でもすぐにやわらかくできる方法や、食べ頃のやわらかさまで熟させるおすすめの方法を解説いたします!
アボカドの食べ頃、見極め方は?
スーパーで並んでいるアボカドを見た時、どれを選べばよいか悩むことはありませんか?アボカドの食べ頃を見分けるポイントは3つあります。
皮の色
濃い緑色をしており、少し黒くなっているものを選びましょう。アボカドは熟すにつれて緑色から黒色へと変化していきます。
表面の硬さ
表面を優しく押したときに、やわらかさと弾力を感じるものが食べ頃です。やわらかすぎると、熟しすぎているので注意しましょう。ほどよい弾力があるのも見極めるポイントです。
ただし、お店に並んでいる商品をむやみに押すと傷んでしまう恐れがあります。むやみに強く押さないようにしましょう。
皮の質感
皮はシワがなくハリとツヤのあるものが良いでしょう。
3つのポイントを押さえれば、アボカドを選ぶと食べ頃のものを選ぶことが出来ますよ。
いざ切ったら硬かった……そんな時どうすればいい?
ただし、食べごろを見極めたはずが、実際包丁を入れてみたら硬い……なんてことも正直おこりえます。また一度切ってしまうと変色が進むので、切った後に再度食べごろまで置いておくのは難しいですよね。
そんな時におすすめの方法が電子レンジで加熱する方法です。
皮・種がついた状態で半分にカットし、耐熱容器に入れてふんわりとラップをします。
600Wのレンジで1分程度加熱しましょう。取り出してみて、皮を簡単に剥くことが出来れば完成です。加熱時間が足りなければ少しずつ追加で温めて様子を見ましょう。
レンジでチンする場合の注意点
電子レンジで加熱する方法は、アボカドを加熱をすることでやわらかくさせているため味が落ちるのが難点です。加熱しすぎると、味も食感も悪くなってしまうので注意しましょう。
また、加熱するため冷たい料理や食べ方には向いていません。つぶしてディップソースに使ったりする調理法が向いています。アボカドの食べ方に合わせて上手に使い分けできると良いでしょう。
熟したアボカドと味や食感は同じ?
電子レンジで加熱したアボカドの食感はねっとりとやわらかく、熟したアボカドと同じような食感でした。味は熟したアボカドに比べると落ちてしまいます。アボカド特有の旨味がなくなり、青臭さを感じました。
早く熟させるにはどうすればいい?
りんご(or)バナナと一緒にしておく
購入したアボカドをいち早く熟させるためには、りんご、もしくはバナナと一緒に袋に入れ、直射日光を避けて保存しておきます。りんごやバナナがエチレンガスを発生させ、アボカドの追熟を促進します。今回はおおよそ2日ほどで少し硬かったアボカドが食べ頃になりました!
アボカド自体を密閉しておく
アボカド自体を密閉袋に入れて、常温で保存します。アボカドは常温においておくことで追熟します。ただし、バナナと一緒に入れた時ほど熟さなかったので、早く熟したい方にはおすすめしません。
日なたに置いておく
アボカドは20℃~25℃の温度帯で追熟が進むといわれています。実際に室温が25℃前後の部屋に1日置いたところ、少しやわらかくなりました。ものによって、食べ頃になるには2~3日ほど必要かもしれません。
今回試した方法で、熟すスピードが速かった順番は、
①バナナと一緒に保存する
②日向においておく
③密閉袋に入れて保存する
でした。
逆に熟れすぎないようにするコツは?
アボカドは、一度冷蔵庫に入れると追熟しなくなります。食べ頃になったアボカドは室温に置くのではなく、袋に入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。完熟状態なら、冷蔵庫に入れてから3~5日ほど日持ちします。切ってから保存した場合は2日程度が目安の保存期間です。
食べごろに合わせてかしこく追熟しよう
硬いアボカドをやわらかくする方法をいくつかご紹介しました。個人的におすすめなのは、バナナかりんごと一緒に袋に入れて保存する方法。手軽だけど、早く追熟させることができます。食べ頃のアボカドを見極めて、美味しく食べていただけたら嬉しいです。