本格的な暑さになると、重宝するのが自動製氷機。水を入れておくだけで、自動的に氷ができてしまう便利なアイテムです。そんな夏こそ頼りになる製氷機ですが、実は頻繁に手入れする必要があるって知ってましたか?今回は製氷機用クリーナーを使って自動製氷機をクリーニングする手順をご紹介します。
製氷機を洗わない状態でいると、タンク内部がぬるつき、カビが発生して、氷がにおってきてしまいます。
タンク内がぬるついてきたらお掃除するサイン。給水タンクは1週間に一度は洗うようにメーカーもすすめています。内部のパイプや製氷皿は1~2ヵ月に一度お掃除するときれいをキープできます。
掃除方法
製氷機につく汚れは、水あか、ぬるつき、黒ずみ、カビなど。給水タンク、製氷皿、貯氷タンクの順に水が流れるので、3アイテムを掃除する必要があります。
掃除では製氷機専用のクリーナーを使いましょう。クリーナーはクエン酸を主成分としたものがメイン。とくにパイプや製氷皿の洗浄が大変ですが専用のクリーナーを一つだけ購入すれば、あとは家にあるもので簡単にお手入れができます。
製氷機の洗い方は、クリーナーを給水タンクに入れてあとはいつもどおり製氷するだけ。クリーナーの成分がタンク内やパイプなどをきれいにしてくれます。
クリーナーには錠剤や液体の物があります。どちらのタイプでも構いませんが、おすすめは氷に色が付くタイプ。氷に色がついていれば洗浄中に間違って食べてしまうリスクがありません。
また洗浄中の氷を間違えて食べないように、注意書きのシールもセットになっている物が、わざわざ張り紙を準備しなくていいので便利です。次回のお掃除のタイミングを記すシールも入っているとさらに◎。
準備
必要な道具と洗剤
- 自動製氷機クリーナー
- きれいなスポンジ
- 製菓用はけ(柔らかいブラシなど)
- 台所用洗剤
- キッチンペーパー
- 氷を入れるボウル
細かいすきま掃除には製菓用はけを。毛がぬけにくく丸洗いできておすすめです。きれいなお掃除ブラシなどでも代用できますが、柔らかいブラシのほうが内部を傷つけずに洗えます。
また台所用洗剤は、なるべく無香性のものが、においが残らずおすすめです。
洗浄方法
①洗浄中である張り紙をする
今回はクリーナーの付属のシールを張りました。
②貯氷ケースの氷をボウルへ入れて冷凍庫へ一時待避させる。
③給水タンク内のフィルターがあれば外す。
④クリーナーと水200mlを給水タンクに入れて、製氷する。
(今回はTO-PLANの自動製氷機クリーナーを使用しています。水の量は商品に合わせて調整してください)
⑤給水タンク内のクリーナー液が無くなったら、給水タンクを分解してきれいなスポンジでぬるつきをとる。掃除方法は取扱説明書を必ず確認すること。
細部はハケなどブラシで優しくこすりましょう。
⑥パイプ、給水タンクを格納するスペースを掃除する。
パイプは外して、水洗いします。
給水タンクの格納スペースは濡らしたキッチンペーパーでゴミを拾う。
⑦すすぎの水を入れて製氷する。
貯氷ケースにピンク氷が出なくなり、すすぎの透明な氷がでたら内部の洗浄は終わり。ピンク氷だけ洗面器などに残して、すすぎの氷は捨てる。
⑧貯氷ケースを外して水洗いする。
貯氷ケースの底に防音マットがある場合は、臭いがつくので洗剤は使わない。水洗いをする。
クッションシート以外の部分は、汚れていたら台所用洗剤を少しだけつけてきれいなスポンジで洗う。
⑨霜がつかないようしっかりペーパーなどで拭き取って戻す。
⑩冷凍庫のきれいな氷を戻す。
氷の活用方法
クエン酸のピンクの氷は溶かして掃除に使い回すことができます。お風呂の洗面器や洗面ボウルの水あか掃除など、水回りを中心に無駄なく活用しましょう。着色成分があるため、掃除後はしっかりすすぎます。色移りが心配な場合、目立たない場所で確認してからお掃除してください。
自動製氷機の掃除は、製氷の時間も入れてまる2日間かかりました。掃除自体はとても簡単ですが製氷に時間がかかるので、真夏の氷がたくさん必要になる時期はさけたほうが良さそうです。
なお、今回掃除した製氷機は半年以上掃除をしていなかったもの。給水タンクがとても汚れていて、貯氷ケースからイヤな臭いがしました。もちろん掃除後はとてもスッキリ。臭いもなくなりました。やはり定期的なお掃除が必要ですね。
意外と見落としがちな製氷機のお掃除、氷がたくさん必要になる前にぜひ洗浄してしまいましょう!