新型コロナウイルス感染拡大対策の一環として、東京都の小池百合子都知事が25日夜、週末となる28日、29日の外出自粛要請を発表しました。これを受け、都内のスーパーには26日朝から普段より多くの生活者が来店。食品の買いだめをする事態となっています。全国スーパーマーケット協会はTwitterで「食品の生産・物流は滞っていない、欠品も徐々に回復する」とツイート。不安な状況ではありますが、落ち着いて行動しましょう。
東京都の小池都知事が「東京都内での土日の外出自粛」を呼びかけてから、一夜明けた今日。都内のスーパーマーケットには朝から長蛇の列ができ、多くの人が食材を買い込む事態となっています。
この影響で、スーパーの店頭からはパスタや缶詰、カレールーなどの長期保存可能な食品や、水、バター、肉で売り切れが続出。棚が空になり、また各社メディアの報道もあってパニックがパニックを呼んでいるような状態です。
これに対し全国スーパーマーケット協会はTwitterで「メディアの皆さんから続々電話取材が来ています「食品の生産、物流は滞ってませんし、店が閉まるわけでもありません。営業は継続されます。店頭の欠品も徐々に回復します。慌てないでください。そしてメディアが煽るようなことは、どうぞお控えください」というようなお話しをしています。」とツイート。メディアが不安心を煽るようなことがないように、とも訴えかけています。
そのツイートに応える形で、各地のスーパー、スーパー関係者も「物流に問題はないこと」「休まず営業予定であること」「関東圏でも在庫十分なスーパーもあること」などを生活者に呼びかけています。
全国スーパーマーケット協会のツイートは、つぶやかれてから6時間でおよそ1万5,000リツイートを記録。買いだめが起きている一方で、落ち着いて行動することの大切さを訴えかける人も多いようです。
今回の自粛要請では「不急不要な外出を控えること」は呼びかけていますが、必要な食品を買いに行くことは禁止しておらず、また物流を止めるとも発表されていません。
不安だからと必要以上の量を買いだめても、食べきれないと食品ロスにつながります。改めて発表の内容をしっかり確認し、落ち着いた行動をとっていきたいですね。