Instagramでの節約投稿が人気のeriさん。今でこそ家計にゆとりが出たものの、節約投稿を始めたころは、家族4人・月の手取り収入は16万円で生活をしていたといいます。eriさん一家が16万円で楽しく生活していくためにしていた工夫や、そこから学んだことを教えてもらいましょう。
自己紹介
Instagramで「持たない暮らし」を発信しながら、家計管理を公開しているeriです。私がInstagramを始めたころ、我が家は家族4人・月16万円で生活していました。子どもが産まれるまではどんぶり勘定だった私ですが、16万円で生活していくにあたり一念発起。家計管理や断捨離をすることで、少ない手取り収入でも快適に楽しく暮らすコツを少しずつ身につけることができました。
それでは、我が家が月16万円生活の中で実施した工夫や、そこから何に気づいたかをご紹介します。
やりくりポイント1: 本当に我が家に必要? 固定費を削減
どのお宅にもある「固定費」という支出。我が家はまずここにポイントをしぼり、本当に必要なもの以外は徹底的に支出を抑えることにしました。
生命保険や医療保険は加入をやめ、便利だったので加入していたウォーターサーバーも解約。スマートフォンの通信プランと自宅のWi-Fiプランも見直し、安いものに切り替えました。
毎月当たり前に支払っている固定費は、少し見直せば年間で数万円もの節約につながることもあり、その割にはそこまで生活に支障がないものが多いです。「絶対に必要だ」という思い込みを捨て、フラットな気持ちで身の回りの「必要・不要」を見直してみましょう。
やりくりポイント2: 家の不用品を徹底的に売って現金化
前述の通り、当時の夫の手取り収入は毎月16万円。ボーナスも残業代もありませんでした。節約するにも限界があり、長男が2歳、次男が0歳だったため私も働きに出ることが難しいという状況。
そこで、固定費の見直しに加えてお金をうみ出す行動に出ました。断捨離をしながらフリマアプリを並行して使い、とにかく家の不用品を売って現金化したのです。
主に売ったものは、自分の着ていなかった洋服や小物、子どもの使わなくなったベビー用品など。毎日、子どもが寝たら出品と発送を繰り返していました(笑)。家のものが少なくなるほど気持ちもスッキリとして、子育て中の息抜きにもなりました。
やりくりポイント3: 自分にとって価値のあるお金の使い方を身につける
独身時代は自分の欲や人に対する見栄にお金を使っていましたが、自由に使えるお金が少ない状況になり、お金の使い方に対する考え方が変わりました。手取りが少ないなか「お金を有効に使っていかに楽しく心豊かに過ごすか? 」を重視するようになり、自然と変わっていったのです。
それまでは安いからと服や雑貨を衝動買いすることもありましたが、そういったものは飽きてすぐに手放してしまうこともしばしば。対して、高くても本当に気に入り、思い切って購入したものはまだまだ現役で、見るたび使うたびに嬉しい気持ちにしてくれました。
そういったものにお金を使えばたくさんのものは必要ない、と気づいてからは、衝動買いが減り無駄な支出がなくなりました。
家族4人で手取り16万円と聞くと人によっては「なかなか生活するのが難しそうだな」と思うかもしれません。ですが制限の厳しい状況に置かれたからこそ、自分にとって本当に必要な過ごし方に気づくことができました。環境をなげいていても事は好転しないので、状況に向き合いしっかり工夫をしていく力も身についたように思います。
手取りが多くても少なくても、生活の満足感は人それぞれ違うもの。自分たちの「足るを知る」ことが毎日の生活を無理なく楽しむコツだと私は思っています。皆さんの生活に1つでも取り入れられるアイデアがありますように。