将来のために節約・貯金をすることは大切。とはいえ、毎日我慢ばかりしていては精神的に煮詰まってしまいます。今回はしっかり節約しつつ、家族と年に数回の旅行を楽しんでリフレッシュする人気インスタグラマーに、「旅行事情」や「旅行費用を抑えるコツ」について教えてもらいます。
Instagramで日々の節約記録を投稿しているla_kurashiと申します。我が家は夫と5歳・2歳の子どもの4人家族で関東圏にて暮らしており、小さな節約をコツコツと積み重ねながら貯金を頑張っています。
私たち夫婦の共通の楽しみは毎年の旅行で、夏と冬の年に2回が定番。今回はそんな我が家の旅行事情について、ここ1年の旅行を振り返りながら、旅行費用を抑えるコツなども合わせてご紹介します。
※旅行費用は家族4人のトータル金額を記載しています。
ここ1年で行った旅行[1] 栃木県・湯西川(ゆにしかわ)温泉
日程
2018年8月24日(金)〜25日(土)、1泊2日
費用合計
3万円
昔からずっと、毎年夏には私の友人と旅行に行っており、私が出産してからは家族で参加するようになりました。そんなわけで、ここ最近は「大学の友人+我が家」というメンバーがお決まり。しかも旅行の計画は、夫の腕がかわれ、夫がしています(笑)。実は、我が家の夫はリサーチ力がとにかくすごく、この旅行だけでなく、我が家の旅行の計画はほぼすべてを夫に任せているくらいです。
節約のポイント
平日出発の日程を狙う
友人たちの仕事の都合で、毎年夏の旅行に行くのは夏休みシーズン。私も平日に連続では仕事を休めないので、金曜日出発の1泊2日という日程が多いです。旅行費用が上がるハイシーズンではありますが、出発日を平日にすることで、宿泊費を少し抑えることができています。
福利厚生で割引が受けられる宿を利用する
この旅行で利用した宿の魅力は、たくさんある家族風呂。とてもすてきな宿をどうやって探したかというと、夫の会社の福利厚生を利用しました。夫の会社では、福利厚生として「ベネフィット・ステーション」という会員制割引が受けられるサービスを導入しており、夫はそのサイトをよくチェックしているようです。「この日だけ安い」といった情報も頻繁に掲載されていて、今回もそのおかげで1泊2食付8,000円(大人1人あたりの料金)で泊まることができました。もし会社などでそういった福利厚生を利用できる場合は、積極的に使いこなすことをおすすめします。
お金をあまりかけずに楽しめる体験イベントをチョイス
この旅行では、魚をつかみ取りし、その場で塩焼きにしてくれるというイベントへ参加しました。高い入場料を払って何かを見るより、みんなでワイワイ楽しむことができるイベントは、費用も抑えられるし、一石二鳥です。
ここ1年で行った旅行[2] 千葉県・鴨川
日程
2019年2月22日(金)〜23日(土)、1泊2日
費用合計
2万5,000円
ここ最近の冬の旅行は、義両親と義妹と一緒に行っています。孫と祖父母が一緒に出掛ける機会をつくる、夫なりの親孝行のようです。この旅行では旅費はそれぞれが自分たちの分を出し、義両親には旅行中の食事代も全員分出していただいています。こういった親の助けは、子どもがいて何かと費用がかかる今はとてもありがたいです。
節約のポイント
人気観光地のオフシーズン
鴨川といえば海が有名ですが、冬の旅行なのでオフシーズン。夏には価格が跳ね上がるこの場所も、冬なら手の届きやすい価格で遊びに行けます。こちらの宿もベネフィット・ステーションで格安日を見つけて予約。食事はバイキングなものの、今までで一番すばらしく、リピートしたいホテルに出あえました。
また、ホテルの前の海では磯遊びができたので、無料レジャーも楽しめました。
ここ1年で行った旅行[3] 沖縄県
日程
2019年5月26日(日)〜30日(木)、4泊5日
費用合計
15万円(飛行機のキャンセル手数料3万円込み)
この年は、夫が勤続10年の社員に長期休暇を付与するという会社制度の対象となり、リフレッシュ休暇をいただきました。また、上の子が年長で来年からは小学校に進学するため、なかなか長期で休ませられなくなるのもあり、格安で特別な旅行をしようと沖縄への旅行を決めました。子どもの海デビューを果たせたこともいい思い出です。
節約のポイント
オフシーズンの梅雨時期を利用
梅雨の沖縄はオフシーズン。そのせいか、ホテルやレンタカーが格安で予約できました。ホテルは万が一に雨続きでも楽しめるよう、室内プールがある場所を選択。こちらもベネフィット・ステーションで予約し、4泊5日朝食付でひと家族3万円という破格の価格でした。
飛行機はLCCを利用
飛行機はLCCを利用。2歳未満は無料のため、下の子が2歳になる前に行こうと計画し、それに合わせて航空券も購入しました。しかし、日程の都合が悪くなり、日時を変更したら高いキャンセル料が発生。これがLCCの怖いところです。LCCはとてもおトクに飛行機に乗れておすすめですが、キャンセルや日程変更の可能性があるかどうかは、事前に慎重に検討してくださいね。
手荷物は機内持ち込み可能な量だけを
LCCでは荷物を預けると追加料金が発生するため、手荷物として機内に持ち込めるだけの荷物を持って行き、足りないものは現地調達をしました。
その他にも、昼食や夕食は「食べログ」や「トリップアドバイザー」を参考にして、安くておいしいお店をリサーチ。また、レジャー施設の入園料はレンタカー店でもらった割引券や、チケットが安く買える道の駅などを利用しました。
我が家は旅行先であちこちへは行きません。子どもも小さいし、子どもが楽しめる場所でじっくり遊ぶことが最優先です。それも節約につながるかなと思います。
ちなみに、旅行費は毎月1万円をやりくり費から積み立てています。毎月の手取り額に対して積み立てる費用は少し高いかなと思うこともありますが、沖縄のようなビッグな旅行をたまにするためには、ちょうどいいのかもしれません。
番外編
旅行ではありませんが、昨年はファミリーキャンプデビューをし、ここ1年で2回のキャンプをしました。
子どもたちが大きくなったら、夏の旅行の宿泊先はホテルではなくテントでのキャンプにして、おいしいものや楽しい場所をめぐるというのもいいかも、と思っています。