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今回紹介する"買い"食材は、きのこです。椎茸やしめじなど様々な種類がありますが、どれも共通して管理栄養士の尾花友理さんが「食べない理由が見つからない」と言うほどの、かなりの"買い"食材! しかも、冷凍保存しておくとさらなるメリットも発生するそうです。
きのこについての栄養基礎知識
きのこといえば、旬が秋と思っている人が多いかもしれません。しかし現在スーパーなどで販売されているきのこの多くには旬はありません。
その理由は、年間を通して安定的に供給できるように、工場で栽培されているから。生育するのに最も適した温度や湿度に管理された室内で育てられたきのこは、流通量が安定しており、大きな価格の変動がなくリーズナブルです。もちろん秋の松茸のように現段階では人工栽培が難しいきのこや、天然のきのこなど旬を迎えるものもあります。
そんなきのこ、秋冬シーズンだけでなく年間を通じておすすめするのには理由があります。ここからはきのこが初夏シーズンにもとてもおすすめな、本当の意味で買うべき食材である理由を見ていきましょう!
きのこが"買い"な理由
買い"ポイント1: 低価格!
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先述のようにきのこは年間を通して価格が安定して低価格。財布の紐を締めたい時期には、きのこは家計を助ける強い味方になってくれます。パスタやサラダ、ソテーはもちろん、ハンバーグなどに加えてカサ増しにしたりと常備しておくと便利です。
買い"ポイント2: 旨味の宝庫! 冷凍保存もおすすめ
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旨味成分がたっぷり含まれた干し椎茸で出汁をとることができるように、きのこからも旨味がたっぷり出ます。その正体は『グルタミン酸』や『グアニル酸』といった成分。忙しく時間がない中で夕飯の支度を済ませなくてはいけない時に、きのこは大活躍してくれます。例えば、いつもの味噌汁に残ったきのこを少し加えてみましょう。出汁をとるよりスピーディーに旨味が加わって、おいしさがぐんとアップします。
さらに耳寄りな情報がもうひとつ。実はきのこは冷凍保存が可能な上、冷凍するときのこの水分が膨張して細胞膜が壊れるため、旨味が出やすくなります。石づきをとって食べやすい大きさに切ったりほぐしたりしたら、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。調理の際は凍ったまま使ってください。いろいろなきのこをミックスして保存しておくと、とっても便利ですよ。
買い"ポイント3: ダイエット時の強い味方
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きのこといえば秋冬シーズンの食材というイメージが強いもの。ですが春夏シーズンにもきのこをおすすめする理由が実はその栄養成分にあります。ダイエットを意識する人が多い春や夏こそ、積極的にきのこを食べましょう。
きのこは低カロリーな食材であることはよく知られていますが、ただ低カロリーというだけで、きのこをおすすめしているわけではありません。きのこには糖質の代謝に関与するビタミンB1、脂質の代謝に関与するビタミンB2が含まれています。つまり、食事でとった糖質や脂質を溜め込まずエネルギーに変えてくれるのです。糖質に偏りがちな麺類やどんぶり物の夕飯には、きのこの副菜を一品添えてみましょう。
その他、食物繊維が非常に多いのもきのこの魅力。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。水溶性食物繊維はコレステロールの排出を助ける働きをするため、生活習慣病予防効果が期待できます。不溶性食物繊維は腸を刺激してぜん動運動を促し、老廃物を排出する働きがあります。なんときのこには、その両方が含まれているのです。
ビタミンや食物繊維など、ぜひとも積極的に摂りたい栄養素が豊富な上、低カロリーなきのこ。もう食べない理由が見つかりませんね!
きのこの良さをいかしたレシピを紹介
しいたけの柚子マヨチー焼き
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しいたけと冷蔵庫にある調味料で作れるお手軽おつまみです。柚子胡椒の他、一味唐辛子やカレー粉などを使ってアレンジしても!
材料(2人分)
しいたけ 6個 / ピザ用チーズ 適量 / 小ねぎ 適量
A(マヨネーズ 大さじ3 / 柚子胡椒 小さじ1/2)
作り方
1. しいたけは軸を取る。かさを上向きにし、座りが悪い場合は下をまっすぐに切る。
2. Aを混ぜ合わせ、1のかさの部分に詰める。ピザ用チーズをのせ、トースター(750W)で6分焼く。
3. 皿に盛り、小口切りにした小ねぎをちらす。
きのこには、年間を通して食べたい食材であるたくさんの理由があります。冷蔵庫だけでなく冷凍庫にも常備して、日々の料理にフル活用してください。