将来の目標や家族のための節約ですが、ときには息切れしてしまうことも……。そんなとき、節約上手さんはどうやって節約モチベーションを維持しているのでしょうか。第1回となる今回は、人気節約インスタグラマーのtko_mamaさんの節約疲れ解消法やモチベーション維持のコツを教えてもらいました。
節約を頑張る理由
節約インスタグラマーのtko_mamaです。日々のやりくりの記録やポイ活などを、Instagramに楽しくポストしています。そんな私が節約を頑張る理由は2つあります。1つ目は住宅ローン控除が終わるタイミングで住宅ローンを一括返済するため。理由は夫が定年したら、夫婦で世界を旅してまわりたいからです。しかも、飛行機はビジネスクラスで! 住宅ローン一括返済後は、今支払っている住宅費分を2人の夢のための貯金にあてたいと思っています。
そしてもう1つも旅行のため。毎年1度は海外旅行に行きたいからです。普段の生活で節約をがんばり、貯蓄をしながら旅費も捻出。楽しみのために節約をすることもモチベーション維持につながっています。
「節約疲れ」を感じるのはこんなとき
細かい節約のためにそれを上回る出費
かつては1円でも低価格なものを探してスーパーをはしごしたり、大雨の日でも特売日だと無理してでも買い出しに行ったりしていました。ある日、帰りがけに自動販売機で飲み物を買ってひと休みしたときに、数円の節約目的で動いていたのに、その休憩で100円以上使っていることに気づき……。どっと疲れを感じたのを今でも覚えています。
忙しい時に家計簿をつけるのは苦痛
家計簿をつけるのは基本的には好きですが、子どもの行事があったり、体調がすぐれなかったりで、レシートがたまってしまうことが時々あります。そんなときは「疲れたな。家計簿をつけるのは面倒だな」と思ってしまいます。
節約疲れ解消法
解消法1: 細かすぎる節約はしない
過去の失敗から、細かい節約はしないことにしています。例えば、特売品を探して1品のためにスーパーをはしごしたり、数円の光熱費を削るためにコンセントの抜き差しをするなど細かな作業をするといったことはせず、ストレスない範囲での節約が私のモットーです。
解消法2: 忙しいときは手を抜く
忙しいときは無理せず、家計簿の記入ややりくりをがんばりすぎないようにしています。1週間1万円のやりくり法を実践していますが、余裕がないときは2週間2万円などにして、締めまでの余裕を持つ工夫をしています。
解消法3: 定期的に自分にご褒美を
大好きな「無印良品」。年に数回ある「無印良品週間」では全商品10%オフになるので、そのタイミングに現金1万円を持って買い物に行くと決めています。そのときは節約を気にせず思いっきり買い物を楽しむ! 私にとってはとても有益なストレス発散法です。
節約モチベーション維持のコツ
お金をかけないところと、かけるべきところをしっかりと区別することが、節約が続くための基本のコツだと思っています。無印良品週間に行うように、たまには思いっきり買い物を楽しむことも大切。 その他にも、細かいコツがいくつかあります。
コツ1: 節約の成果をチェック
貯まっていく通帳残高を定期的にチェックすることも、モチベーションを維持するための重要なアクション。毎月記帳し、成果を目で見て確認しています。
コツ2: SNSを活用
SNSで家計管理を公開することで、やる気を維持しています。同じやりくり仲間と励まし合うこともモチベーション維持に大きく貢献してくれています。やりくりの情報を交換し合うこともできて、いいことづくめです。
コツ3: 本当に欲しいものは我慢しない
たとえ高額だったとしても、欲しいものをちゃんと購入すること。何もかも我慢すると節約は続かないので、日頃の自分自身へのご褒美を兼ねてお金を思い切って使うことも大切です。良いものを長く使えば、結果的に節約につながることも多々あります。なお、買い物には日頃コツコツと貯めたポイントや貯金を使って、少しでも支払額を抑える努力は欠かしません。
なにもかも節約するのではなく、メリハリを持ってお金を使うことで、ストレスをためずに節約を習慣づけることができると考えています。何が無駄で何が価値のあるお金の使い方かを選別して見直していくと、将来的に充実したお金の使い方が身についていくことにもつながるはずです。これから節約を始めようと思っている人は、モチベーションを維持する自分なりの方法を持ちながら、節約生活を送ってみてくださいね。