お正月用に買った餅が少しだけ余ってしまうのは、毎年のお正月"あるある"ですよね。そのまま食べるのは飽きてしまったという時は、少しだけアレンジしていつもの食卓に取り入れてみませんか。人気レシピブロガーおすすめの餅リメイクレシピ3品を紹介します。
※今回のレシピでは一般的な市販の切り餅(1個50g程度)を使用しています。
餅リメイクレシピ1: 「ミート餅ボール」
餅を肉だんごの中に忍ばせて、ボリューム満点なミートボールに。トマトソースで煮込み、洋風おかずとして餅を楽しみます。このままでももちろん立派なおかずですが、パスタにのせたり、チーズをかけて焼いたりしてもおいしいですよ。
材料(2人分)
ミートボール
切り餅 1個 / 豚挽き肉 200g / 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個分 / たまご 1個 / パン粉 大さじ3 /ナツメグ(あれば) 少々 / 塩胡椒 少々 / サラダ油 適量
トマトソース
カットトマト缶 1缶(約400g) / 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個分 / 顆粒コンソメ 小さじ1 / トマトケチャップ 大さじ1 / オリーブオイル 適量 / おろしにんにく(チューブタイプでもOK) 1かけ分 / 塩胡椒 少々 / 乾燥パセリ 適量
作り方
1. 餅を包丁で8等分する(ミートボール8個分を想定)。
2. ボウルに2と豚挽き肉、たまご、パン粉、ナツメグ、塩胡椒を入れる。
3. 2を粘り気が出るまで手でよく混ぜる。
4. 3を8等分し、それぞれをピンポン玉くらいの大きさに丸め、中に1を入れる。
5. フライパンにサラダ油を引いて中火で熱し、4を転がしながら焼く。
※後の工程でソースと共に煮るので、この時はまだ中まで完全に火が通らなくてもOK
6. 続いてトマトソースを作る。カットトマト缶はボウルにあけ、顆粒コンソメ、トマトケチャップと合わせておく。
7. 鍋またはフライパンに、オリーブオイルとおろしにんにくを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら、みじん切りの玉ねぎを加えて透明になるくらいまで中火で炒める。
8. 6を加えて蓋をし、弱火で10分程煮る。
9. 8に5を加える。スプーンでミートボールにソースをかけながら10分ほど煮詰めて、最後に塩胡椒で味を整える。
11. 皿に盛り付けたら、乾燥パセリを上から散らして完成。
餅リメイクレシピ2: 「餅入り茶碗蒸し」
続いて作るのは、シンプルな味の茶碗蒸し。今回は上に韓国のりをのせましたが、カニカマや三つ葉など、好みの具材でもOKです。餅が入っていることで、食べ慣れた茶碗蒸しとは少し異なる新しい食感が楽しめます。
材料(2人分)
切り餅 1個 / たまご 2個 / だし 300ml / 醤油 小さじ1 / みりん 小さじ1 / 塩 少々 / 韓国のり 適量
作り方
1. 餅を包丁で1~2cm角程度に細かく切る。
2. ボウルにたまごを割り入れて、泡立て器などで溶きほぐす。
3. 別のボウルにだしと醤油、みりん、塩を入れて混ぜる。
4. 2と3を合わせてから、ザルなどでこす。
5. 耐熱の器2個に1と4を等分になるように入れて、ラップまたは蓋をする。
6. 大きめのフライパンに5を器ごと入れて、器の高さ1/3位まで水をはる。フライパンに蓋をして強火にかけ、中の水を沸騰させる。1分ほど沸騰させたら、弱火にして15分ほど蒸す。
※火加減は家庭のコンロに合わせて適宜調整する。
7. 蒸しあがったら上に細かくちぎった韓国のりを散らして完成。韓国のりには醤油(分量外)をたらすのもおすすめ。
もちリメイクレシピ3: 「バター餅」
「バター餅」は、かつてはマタギのおやつだったと言われる東北・秋田の伝統的な郷土菓子。腹持ちがいいので子どものおやつにしたり、お茶うけにしたりするのもおすすめです。和菓子のようなルックスですが、日本茶だけでなくコーヒーや紅茶にも合いますよ。
材料(2人分)
切り餅 4個 / 水 大さじ2 / 卵黄 1個分 / 有塩バター 15g / 砂糖 30g / 片栗粉 15g / 打ち粉用片栗粉 適量
作り方
1. 切り餅を耐熱容器に並べ、水をかけて電子レンジ(600W)で2分加熱する。
※加熱時間は家庭の電子レンジに合わせて調整する。
2. 加熱が完了したら、耐熱のゴムベラなどで熱いうちによくこねる。
3. 2に卵黄と有塩バター、砂糖を入れて、よく混ぜながらこねる。
4. 3に片栗粉を入れてさらにこねる。
5. 打ち粉(片栗粉)をしたまな板の上に4を移して、片栗粉を全体にまぶしながら楕円形に成形する。
6. そのまま常温で餅が冷めるまで置いておく。
7. 余分な片栗粉を手で落とし、好きな大きさに包丁で切り分ければ完成。
洋食や和食、さらにはおやつまで。いつもと違う餅のアレンジで、残った餅も有効活用! ぜひ試してみてください。