秋のキャンプシーズンになりました。キャンプの醍醐味といえば、外で作って食べるごはんもその一つ。いつものBBQやカレーとは少し違う、おしゃれでおいしい"キャンプめしレシピ"をご紹介します。レシピ考案は、キャンプイベントなどを主催するCAMMOC代表でフードコーディネーターのキャンパーママ・三宅香菜子さんです。
キャンプめし(1)「秋鮭とエリンギのレモンクリーム煮」
旬の秋鮭を使った魚料理。魚の臭みは生クリームとレモンで消えるので食べやすい仕上がり。鮭はもちろん、鮭のだしが出たクリームソースは絶品。パンやパスタと合わせて食べるのがおすすめです。
材料(2人分)
秋鮭 2切れ / エリンギ 1本(100g) / レモン 1個 / 生クリーム 200cc / オリーブオイル 適量 / バター 大さじ1 / 白ワイン 50cc / 塩 ひとつまみ / ブラックペッパー 適量 / イタリアンパセリ 適量
使用する主な調理アイテム
カセットコンロ / フライパン / 包丁
作り方
1.秋鮭に塩をふる。エリンギを食べやすい大きさに手で割く。フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、中火でエリンギを焼き、続けて秋鮭を両面焼く。
2.秋鮭に焼き色がうっすらついたら、よく洗って5mm程度の輪切りにしたレモン、生クリーム、バター、白ワイン、塩を加え、3分ほど煮立たせる。
3.皿に盛り付けてブラックペッパーをふり、イタリアンパセリを飾ったらできあがり。
キャンプめし(2)「りんごのローストポーク」
甘酸っぱいりんごの風味がアクセントのローストポーク。大人から子どもまで喜ぶこと間違いなしの一品です。豚バラブロックの仕込みは前日の夜にやっておきましょう。
材料(2~3人分)
豚バラブロック 400g / りんご 1個 / 塩 大さじ1 / 胡椒 小さじ1 / ローズマリー 1枝 / にんにく 1片 / オリーブオイル 適量 / 醤油 大さじ1
使用する主な調理アイテム
ジッパーバッグ / カセットコンロ / 鍋 / フライパン / 包丁
作り方
1.豚バラブロック全体にフォークで穴をあけ、塩・胡椒をすり込む。
2. りんごは皮をむいて縦半分に切り、半分はすりおろしておく。1とすりおろしたりんご、ローズマリーを一緒にジッパーバッグに入れ、一晩寝かせる(ここまではキャンプ前に準備しておく)。
3.ここからが当日の調理。豚バラブロックをジッパーバッグから取り出し、キッチンペーパーで表面のりんごをふき取る。ローズマリーも取り出しておく。
4.フライパンにスライスしたにんにくとオリーブオイルを入れ、火にかける。にんにくの香りが出たら取り出し、3の豚バラブロックを入れてしっかりと焼き色をつける。
5.フライパンから豚バラブロックを取り出し、粗熱が取れたら新しいジッパーバッグに先ほどのにんにくとローズマリー、豚バラブロックを一緒に入れ、空気が入らないようにしっかりと閉じる。
6.保温性の高い鍋に水をはり、豚バラブロックの入ったジッパーバッグを沈める。蓋をしめ中火にかけ、沸騰したら火を止めて、そのまま1時間放置する。
7.豚バラブロックをジッパーバッグから取り出し、薄くスライスして皿に盛り付ける。
8.ジッパーバッグに残った肉汁とにんにくを小鍋やフライパンに移し、2で残したりんごを細かく刻んだものと醤油も入れて煮詰め、タレをつくる。タレを7にかけ、ローズマリーを飾り付けたら完成。
キャンプめし(3)「もちもちチョコホットサンド」
デザート系のホットサンドは、子どもが喜んでくれる一品。キャンプで少し疲れた体も、甘いものを食べれば元気が回復するかも!? 冷めると餅が固くなるので、温かいうちに食べてくださいね。
材料(1個分)
食パン 2枚(6枚切りもしくは8枚切り) / しゃぶしゃぶ用薄切り餅 4枚 / 板チョコ 1/2枚 / くるみ 適量
使用する主な調理アイテム
ホットサンドメーカー
作り方
1.ホットサンドメーカーに、食パン→餅2枚→板チョコ→荒めに砕いたくるみ→餅2枚→食パンの順に挟む。
2. 弱火~中火で片面約2分半ずつ焼いたら完成。
「これがキャンプめし!?」と驚くようなおしゃれでおいしい3品。少し時間がかかる料理もありますが、せっかくのキャンプなので家族や友人がわっと喜んでくれる料理を作り、キャンプの食事時間を楽しんでみましょう。