家計管理に大人気の無印良品「パスポートケース」。本来のパスポート入れという用途以外に、通帳やクレジットカードでの使用額の管理など、多くの人が家計管理に活用しています。ここでは、パスポートケースを家計管理で上手に使いこなしているインスタグラマーに、その方法を詳しく教えてもらいました。
無印良品パスポートケースの正式名称は「ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付」(1,990円・税込)。商品についての紹介は下記ページをご覧ください。
無印良品「パスポートケース」が家計管理に活躍--愛用者の活用例も紹介!
高尾家日記さんのやりくり費管理術
やりくり費の管理術を詳しく教えてくれたのは、高尾家日記さん(Instagram: @tko_mama)。ご主人と幼稚園に通う娘さんの3人家族です。フォロワー8,000人を超える人気インスタグラマーで、節約や家事、旅行などの日々の記録をポスト。パスポートケースに関するこちらの動画の視聴数は1万回超えと、注目度の高さがうかがえますね。
必要なアイテム
高尾家日記さんがやりくり費の管理に使っているのは、無印パスポートケース、お小遣い財布、やりくり費財布の3点です。
まずは1カ月に使える金額を仕分け
ここからは、2018年7月を例に使い方を解説します。
まず、月初めに銀行に行き、1カ月で使う現金をすべておろします。そして各費目ごとに決めた金額を仕分けします。
高尾家日記さんの7月の仕分けは合計7万8,000円。内訳は下記になります。
- やりくり費(食費・日用品・外食費)…4万3,000円
- 特別費(医療費など)…1万円
- ガソリン代…5,000円
- 小遣い…2万円 (娘の習い事代含む)
なお、やりくり費は1週間1万円に設定。端数の3,000円は、7月は最終週が3日あったため、1日1,000円で計算しています。
また、このほかに2万円はご主人のお小遣いとして現金を手渡ししているそうです。
仕分けした現金をクリアポケットに
仕分けした現金は、パスポートケースのクリアポケットに収納します。前述した4項目のうち、やりくり費、特別費、ガソリン代をそれぞれ別に入れます。小遣いは専用の財布へ。さらに、クレジットカード利用分を入れるクリアポケットと、1週間1万円のやりくり費から残った紙幣を入れておく「残金」用のクリアポケットも用意することが高尾家日記さん流です。
ちなみに、このクリアポケットが無印良品パスポートケースの便利なポイントだそう。「それまでは封筒でそれぞれの現金を仕分けしていたのですが、残金が見えにくくて悩んでいました。中身が透けて見えるクリアポケットにしたところ、使いやすさが各段に上がりました」。
やりくり費は毎週初めに財布に移す
やりくり費の場合、クリアポケットに入った現金は、毎週始めに1万円ずつ専用財布へ。「今週はガソリンを入れる予定」という週にはガソリン代も移します。
日々の買い物でこの現金を使いますが、マイルを貯めるために、お小遣いからの出費も含めて1,000円以上の支払いにはクレジットカードを使うことも。その場合もこの2つの財布のうちどちらかの現金を、パスポートケースの「クレジットカード」クリアポケットにすぐに入れます。
1週間の締め作業も行う
週初めにやりくり費を財布に移す際には、その前週の締め作業も行います。予算1万円から余った現金のうち、紙幣はパスポートケースに付けた「残金」クリアポケットへ。小銭は別途用意してあるケースにそれぞれ移します。
月末に1カ月の締めを行う
月末にはパスポートケース内にある現金をすべて出し、締め作業を行います。この月は、やりくり予算4万3,000円に対し、残金は8,694円。食費・日用品費・外食費は3万4,306円で生活したことになります。残金のうち小銭は2,694円。こちらは小銭貯金としてそのまま透明ケースに。紙幣は6,000円。口座に入れて毎月少しずつ積み立て、緊急費や冠婚葬祭費用としてプールしています。その他、クレジットカード使用分はそれぞれのカードの引き落とし口座に入金します。
なお、子どもの集金などで細かい現金が必要になったときには小銭貯金から捻出。習い事の月謝の端数(500円)もここから出すとのことです。
月末の締め作業に関するインスタ投稿をする際には、その月の高尾家日記さんのパート収入のほか、ポイントやモニター当選品なども金額換算。日々のおトク活動の結果を数字として公開しています。詳しくは「#高尾家家計簿」で見ることができます!
無理なく続けるためのアドバイス
ここまでを読んで、同じようにやりくり費管理をしてみたいと思う人は多いはず。無理なく続けられるコツを高尾家日記さんに聞いたところ、「食費・日用品などと費目を分けすぎないことです」とのこと。分けすぎると、1つの店舗でまとめて購入する時が大変だったという経験からのアドバイスです。
「大好きな無印良品のケースだったら、大切に使えそうだと思ったことが購入を検討した最初の理由です。ケースを大切に使うことで、中に入れるお金も大切に扱うことができるのではないかと思いました。実際使い始めてみて、その予感は的中。もっとリーズナブルなケースでも同じようにやりくり費を管理できるとは思いますが、お気に入りのケースだと、手に取ったときのワクワク感が違います。毎日の家計管理を楽しむ、なくてはならない相棒です」。
お気に入りのケースを使うことで、ワクワクしながら家計管理ができること。これも無理なく続けることができる理由のようです。機能面の充実はもちろんですが、そういう気持ちにさせてくれるところもこの商品の魅力ということ。そんな話を聞くと、ますます使ってみたくなりますね!