家族で利用するお風呂。追いだきが簡単にできる「追いだき機能」が付いており、便利に使っているという家庭も多いことでしょう。ところで、追いだき配管を掃除したことはありますか。今回は、風呂釜用洗浄剤「スクラビングバブル ジャバ」を販売するジョンソン株式会社に、追いだき配管を洗わないとどうなるのか教えてもらいました。掃除方法も紹介します。
追いだき配管は菌だらけの可能性が
毎日湯をためる際に、浴槽は掃除するものの配管は掃除したことがない、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。「衛生微生物研究センターによると、3日間浴槽に『お湯はり』をしないと追いだき配管の中で雑菌が通常の約50~450倍に増殖する可能性があります」。とジョンソン株式会社マーケティング担当。シャワーだけでお風呂を済ませてしまい、毎日浴槽を使っていない場合には、配管の内側で菌が繁殖しているかもしれません。これまで洗ったことがない方は次にご紹介する掃除方法をチェックして、追いだき配管の掃除にチャレンジしてみましょう。夏場には湯をためないという日もあると思います。何日か湯をためない日が続いた際にも掃除を心がけたいですね。
掃除方法
掃除の必要性はわかったものの、追いだき配管ってどうやって掃除したらいいの? と思われる方も多いはず。配管掃除のプロでない限り、配管の中を掃除するのは難しいのが現実です。そこで、風呂釜用洗浄剤「スクラビングバブル ジャバ」を使った家庭で簡単にできる追いだき配管の掃除方法を教えていただきました。
使用アイテム
今回は1つ穴タイプの「スクラビングバブル ジャバ 1つ穴用」を使った方法を解説します。
手順
1. 給湯口(穴部分のこと)より5㎝ほど上まで浴槽内の水位を調整する。この時、使用するのは残り湯でOK。入浴剤が入っていない残り湯の方が効果的。水位調整したら、1箇所に固まらないようにジャバを全量入れる。
2. 2~3分追いだき運転をした後、約10分間放置し、排水する。
3. すすぎのため、再度給湯口より約5㎝上まで水をため、5分ほど追いだき運転後、排水して完了。
1と3の手順で「自動運転」機能を使用すると、水ではなく湯がたまるため、追いだき機能が作動しません。追いだきによって配管内の洗浄が行えるため、自動運転機能は使わないようにするのがポイントです。浴槽のそばに蛇口がない場合は、シャワーで水をためると良いですよ。
追いだきの名称は、各風呂メーカーによって異なるため、ボタンの表示をよく確認の上、使用しましょう。追いだき配管を洗う頻度は1カ月に1度がおすすめといいます。家族で快適に湯船に浸かれるよう、追いだき配管の掃除も定期的に行いましょう。2つ穴タイプも販売中なので、家庭のお風呂タイプに合わせて選んでくださいね。