鳥取県内には、広大な自然を活かした“密にならない”アクティビティがたくさんある。安心して楽しみながらも、自然の雄大さや清々しい空気で、心も体もリフレッシュできるスポットを紹介。
①2ヘクタールの芝畑を独り占め!「トマシバ」で贅沢グランピング
鳥取県西伯郡大山町の標高約300mにある2ヘクタールにおよぶ「芝」の畑を1日1組限定で宿泊ができるグランピング施設「トマシバ」。元々全国有数の芝生産地の鳥取で、芝農家さんが3代に渡り丁寧に世話をしてきた自慢の芝畑の一部だ。
チェックインすると既にテントは設営済みで、ハンモックなど“非日常”を楽しめるリラックスアイテムも完備。近隣の温泉施設も利用できるため、手ぶらで来場しても手軽に贅沢なアウトドア体験ができる。さらに日常では普段拝見できない「大山BBQ」「芝刈り体験」「野外映画上映」「畜産ワーク体験」など、大自然を徹底的に味わえる様々なオプションアクティビティが多数用意されている。
テントからは北に日本海、南には大山(だいせん)の北壁が望める。夜には天然のプラネタリウムで鳥取自慢の星空を楽しめるのは究極の贅沢と言えるのではないだろうか。
②船底まで透明なクリアカヤックで本州屈指の透明度の浦富海岸を満喫
本州屈指の透明度を誇る浦富(うらどめ)海岸で体験できる「クリアカヤック」。船底も透けて見える素材でつくられたカヤックに乗り、山陰海岸ジオパーク内の浦富海岸の小島や、波で自然に削られてできた奇岩、海食洞などを巡ることができる。この体験にはガイド料も含まれており、参加者1名にガイド1名が必ずつく2人乗りのため、安心して楽しめる。
③国立公園内にある唯一のフィンランド式本格サウナ
大山隠岐(だいせんおき)国立公園にある一向平(いっこうがなる)キャンプ場にできた「Nature Sauna(ネイチャーサウナ)」は、国内の国立公園にある唯一のフィンランド式サウナとして、大自然を感じて“ととのう”体験ができる。サウナにとって大切なことは「居心地のいいサウナ室」「壮快な水風呂」「穏やかな外気浴」と言われている。ネイチャーサウナのサウナ室は、全体がヒノキで覆われ、贅沢に無垢木材を使用しており、フィンランドのサウナをイメージしたというシンプルな造りになっている。サウナを出た後は、大山滝の天然水を使用した水風呂で体を鎮める。ミネラル豊富な天然水で、とても柔らかな肌あたりだ。さらに大山の広大な自然が広がる中での外気浴ができ、3大要素全てにおいて最高の条件が揃ったサウナとなっている。
もう一つ注目ポイントは、国内でも数名しかいない女性熱波師(アウフギーサー)の一人、五塔熱子さんが所属していること。人気熱波師のため全国のサウナに呼ばれて不在のこともあるが、タイミングが合えば五塔さん直々のロウリュやアウフグースが楽しめるかも。
これらのアクティビティの他にも鳥取県には有数のパワースポットがある。開山1300年以上を誇る中国地方最高峰の大山。登山客にも人気の山だが、代々信仰の対象として崇められてきた霊峰で、強力なパワースポットだ。
最後に、恋愛成就に特におすすめのパワースポット3か所を簡単に紹介。
①白兎神社(鳥取市)
白兎神社は、恋を成就させたい人にぴったり。日本最古書物「古事記」の一節で最古の恋物語である神話「因幡の白兎」に登場する白兎神が祀られている。白兎神は縁結びの神様であるため、恋愛のパワースポットとなっており、 多くの恋人やカップルが訪れている人気パワースポットだ。
②満正寺(倉吉市)
倉吉市にある満正寺には、日本一大きいとされる直径8mの巨大星占盤がある。大きな丸の回りを8つの丸がとりまく、満正寺の紋「九曜紋(くようもん)」は、荒尾家の家紋に由来。元禄12年(1699年)、鳥取池田藩城代家老、荒尾志摩の菩提寺として建立されたこの満正寺は、古来より星占術が伝えられており、生年月日から星を算出し、性格・恋愛・相性・対人関係を占うことができる。恋に悩む時には、武将も頼ったとされる九曜星占盤で占ってもらおう。
③恋山形駅(智頭町)
全国に4つしかない“恋”がつく駅の一つ、智頭急行の「恋山形駅」は、ピンクの駅舎がインパクト大。鳥取県の山間部に位置し、まさに山の中にある無人駅で、1日の乗車数もわずか数名だが、その駅名から縁結びや恋愛成就のパワースポットとして知られるようになり、付き合い始めのカップルや新婚さんなどが多く訪れる駅となっている。ホームの片隅には「恋がかなう鐘」が設置され、待合室にある自動販売機で購入できる絵馬も奉納されており、まるで神社のようだ。
無人駅のため、ツーショットで写真をとりたい2人のため、セルフタイマーで写真を撮れるフォトスタンドを設置するなど、カップルにとても優しい駅。ただし、周辺には飲食店、お手洗い、駐車場などがないためご注意を。
自然を活かした体験をするもよし、パワースポットで恋愛運上昇を狙うのもよし、自分たちに合った楽しみ方を見つけてみてはいかがだろうか。
大谷翔平・野球ニュース