UCC上島珈琲のサンプリングイベント、「渋谷で座っている人展 ~クスッと笑える“SIT”uation集めました~」が、10月3日、4日の2日間、東京・渋谷の渋谷ヒカリエおよび渋谷センター街 L STREETで開催されている。会場では、コーヒーで自分をととのえる“コンディショニングコーヒー”をコンセプトとした『UCC TOTONOU by BLACK無糖PET500ml』の無料配布のほか、「渋谷で座っている人」の展示を実施。それだけ聞いても、頭に「?」が浮かんでしまうかもしれないが、初日午前の様子を取材してきたので、ぜひ中身でその見どころをチェックしてほしい。
日常のあるあるが詰まった「オモテ」会場の“SIT”uation
渋谷の街を舞台に、2日間限定で開催中の本イベント。「渋谷で座っている人展 ~クスッと笑える“SIT”uation集めました~」というタイトルからしてシュールな匂いが漂うが、取材の案内状には次のような概要が書かれている。
「本イベントでは、待ち合わせ中の若者や仕事の休憩中のビジネスパーソンなど、渋谷の街で見かけるさまざまな“座っている人”のシチュエーションを生身の人がリアルに再現。渋谷ヒカリエでは街中で日常的に見かける『オモテ』の“SIT”uation、渋谷センター街 L STREET(旧宇田川クランクストリート)では、街中の、ニッチだけれど共感できる『ウラ』の“SIT”uationを展開し、日常の中にある“動いていない時間”を可視化することで、自身の生活や代謝について考えるきっかけを提供します」
う~む、深まる秋に、ますます深まるシュール感(笑)。
これは自らの目で現地を確かめるしかない…ということで、まずは「オモテ」会場の渋谷ヒカリエを訪ねてみると、まるで彫刻の展示を思わせる台座の上に設けられた椅子に、本当に“座っている人”たちの姿が!

こちらは、街中で日常的に見かける「座っている人」の展示ということで、例えば《コンプラを気にしながらも オンライン会議に路上から入る 挙動不審ビジネスパーソン》という展示では、コロナ禍以降、街なかで当たり前に見るようになったリモートワーカーが、イヤフォンを装着して誰かと話している様子が再現されていた。
世間にあまりバレてはいけない内容を話しているのだろうか。周囲をジロジロと気にする姿は、見ている方も忙しない。さらに“回線落ち”の死活的なピンチにパソコンを持ち上げ焦る姿には、ビジネスパーソンなら「あるある」と共感するに違いないリアリティがあった。

一方、《締切間近、追っかけ無視中 表情だけはクールでいたいが、心は落ち着かない新米クリエイター》というシチュエーションは、かつての私自身にも重なる場面だった。映画やドラマで見るスーパークリエイターのようにカッコつけていたいけれど、置かれた状況に内心はドキドキ。その駆け出しならではの強がりの心境が表情に表れていて、「わかる、わかるよ」と、同業の先輩として応援したい気分にさせられた。

「動かない時間」を生身の人間で可視化
本イベントは、UCC上島珈琲(以下、UCC)が9月上旬から11月にかけて実施している 『UCC TOTONOU by BLACK無糖PET500ml』10万本サンプリングイベントの一環だ。本商品は“コンディションコーヒー”をコンセプトとし、コーヒー由来成分「トリゴネリン」により、BMI高めな人の安静時のエネルギー消費の向上をサポートする機能性商品だ。まろやかさと贅沢なコクにこだわった味わいもポイントのひとつである。

しかし、そのプロモーションとして、なぜこのようなイベントを思いついたのか、その理由を同社・マーケティング本部の千葉美華子さんに尋ねてみると、「安静時の代謝というのは一般の方にはあまりイメージしにくいので、それを“動かない時間”という形に変換して企画を考えました。展示を通じて、動かない時間の代謝について意識するきっかけにしていただければ」と、私の当初の印象を覆す、何とも理に適った答えが返ってきた。
また、生身の人を起用した展示もこだわったポイント。千葉さんは「生身の演者さんの姿を見て、動かない時間の中にある違和感を自分ごと化して感じてもらいたかった」と、その狙いを語る。
ちなみに、日常の共感とともにクスッと笑えるシチュエーションは、千葉さんたちUCC社内のチームの意見から採用されたもの。演者にも、クスっとできる動きをリクエストしたといい、そうした絶妙なツボを突く手作り感にも注目してほしい。
ニッチだけれど共感できる「ウラ」展示の“SIT”uation
さて、渋谷センター街 L STREETの「ウラ」会場には、クランク状の一本道に、さらにディープな「座っている人」たちの姿が!
先ほどよりも「あるある」度は低いのだが、《好きピからの「いま起きた」メッセに 鬼の形相になりつつも 「待ってるよ~」と返す 好きピに甘い健気ギャル》や《推しの話の時だけ声量2倍・速度3倍になるおとなしめ推し活女子と「推しって人を変えるんだな」と話を聞かずに人間観察を続ける淡白女子》など、自分にハマるとより深く共感できるシチュエーションの展示が続く。


《仕事終わりに可愛い後輩を飲みに誘う 自称・面倒見がいい先輩と 先輩についていくが、始まる前から帰りの時間が気になる配属3カ月目の後輩》というシチュエーションは、誘う先輩が煩わしいのか、それとも後輩の付き合いが悪いのか。きっと、世代によって意見が分かれるだろう。

その中で私が特に気になったのは、《外回り、直行直帰のフリをして 渋谷でぼーっとしている サボりのプロフェッショナル》というシチュエーションだ。

個人的なエピソードで恐縮だが、今から20年ほど前、上京して初めて勤めたのが、渋谷の小さな会社だった。それまで一、二度しか訪れたことがなく、キラキラした街という印象しかなかった渋谷は、そこからまさに“日常の風景”に変わった。当時は「働き方改革」なんて言葉が無い時代だ。終電帰りや徹夜が当たり前のハードな生活の中、食事のために夜のセンター街へ出ると、そこら中から「一杯いかがっすか~?」みたいな声かけが…。それに対して「まだ仕事中ですけど、何か?」という、いかにも不機嫌な視線と表情をぶつけていた私。そして会社に帰りたくない一心で帰り道のベンチに座り、コーヒー片手に仕事をサボっていた当時の自分が、まさにこの展示そのものだった。あの大変だった日々が、フラッシュバックしてきそうだ。(笑)
全体を通じて感じさせられたのは、自分も今こうして記事を書いて仕事に集中している時に、長く体を動かさない時間ができてしまっているということ。しかし、どうしても手が離せない時はできてしまうので、本商品のようなサポートアイテムで代謝量を補うのは“アリ”だと感じた。

UCC TOTONOU「渋谷で座っている人展 ~クスッと笑える“SIT”uation集めました~」は、10月3日、4日の2日間、東京・渋谷の渋谷ヒカリエおよび渋谷センター街 L STREETで開催。
『考える人』で有名な巨匠・ロダンもきっと驚くであろう「座っている人」の展覧会。その展示を通じて自身の生活と代謝について考えつつ、UCCの新コーヒーを味わいに、渋谷の会場を訪れてみてはいかがだろうか。
