9月21日に中山競馬場、阪神競馬場をはじめとした全国各地の関連施設で「JRAアニバーサリー」を行う日本中央競馬会(JRA)が、9月14日に本イベントのPR発表会を開催。JRAとのコラボ企画「ICHIRO MEETS KEIBA」で競馬の魅力を発信しているイチローと、日本競馬を代表する騎手・武豊が登場し、日本を代表する二人のレジェンドアスリートによるトークセッションが行われた。また、JRA年間プロモーションキャラクターを務める女優の長澤まさみもメッセージを寄せ、競馬界の記念日を祝福するなど、会場を盛り上げた。
「競馬の日」にちなみ、全国のJRA関連施設で多彩な企画を実施
9月16日が「競馬の日」であることにちなみ、21日に行われる「JRAアニバーサリー」イベント。この日は中山競馬場と阪神競馬場の入場料が無料になるほか、JRAが運営する競馬場や場外馬券場で、来場者にオリジナルグッズが配布される。また、中山競馬場では、ドラマ「ロイヤルファミリー」の原作者である早見和真と、同作に出演した俳優・高杉真宙のスペシャルトークショーを実施。そのほか、競馬初心者でも楽しめるさまざまな企画が用意されている。
東京・新橋にある競馬と馬事文化の情報発信基地「Gate J.東京」を会場に、フリーアナウンサーの永島優美が司会進行を務めた本発表会。野球界のイチロー、競馬界の武豊という二人のスーパースターが壇上に現れると、それだけで会場は特別な空気に。そして、一昨年に始まった「ICHIRO MEETS KEIBA」を通じ、武とともにさまざまな形で競馬の魅力を伝えているイチローが、「僕も今、競馬を深く知る体験をしている最中なので、素人なりに面白さを伝えられたら」と、この日の意気込みを述べた。

イチローがオリックス時代の頃から親交を深め、プライベートでも食事をする間柄だという二人のトークは、冒頭から両者の仲の良さが伝わってくる和やかな雰囲気で進行。その中で、イチローを競馬界に招くことが長年の夢だったと語った武は、「(イチローが関わってくれて)競馬人として本当に嬉しい。業界のみんなが喜んでいます」と率直な思いを述べた。

その後、司会に「9月16日は何の日でしょう?」と尋ねられたイチローが、「え、イチロー(16)の日じゃないの?」と答えると、武が「それだと毎月ですよね(笑)」と素早いツッコミ。続いて、JRA創立記念日にちなむ「競馬の日」の由来が伝えられると、武は「(毎年9月17日が近づくと)もうすぐだなと思う」と語り、イチローにもその日が特別な日であることが伝わった様子。

次に、JRA年間プロモーションキャラクターを務める長澤まさみから届いたビデオメッセージが放映。ここではJRAの新CMで約20年ぶりに長澤と共演したイチローから、「すごく優しいオーラに包まれました」と撮影時のエピソードが明かされる場面もあった。
「イチローvs武豊」 日本最高峰の“負けず嫌い”が謎解きで大激突!
この日は「レジェンド3冠勝負」と題した企画も行われ、今回の「JRAアニバーサリー」にも協力している謎解きクリエイター集団・RIDDLERらが考案した問題の正解数で二人が対決。「勝負」の二文字を見て「これは真剣になりそうですね」とさっそく燃えるイチローに対し、武も静かな炎を瞳に宿し、おそらく日本最高峰の“負けず嫌い”同士による熱い闘いの幕が上がった。
そのうち、始めに行われた「見抜けるか!KEIBA間違い探し対決」は、モニターに映し出された写真の一部分に起こる変化を早押しで答える戦いだ。ここは超人的な動体視力の持ち主であるイチローの方がやや有利かと思いきや、意外にも一問目から両者大苦戦。二人とも前かがみでモニターにかじりつくも、「え、何か変わりました?」(武)と一度では答えがまったく分からず、たまらずイチローが「もう一回!」とリクエストするなど、序盤から難問連発の戦いとなった。

なお、出題された問題の中には、二人が「ICHIRO MEETS KEIBA」の動画撮影で栗東トレーニングセンターを訪れた際、イチローが木馬に試乗した写真も登場。これに関連して、武が「初めて乗る人は大体苦戦するので、イチローさんが苦戦する姿も見てみたかったが、ピタッと乗れて『あれ、いじれないや』と思った」と当時を振り返り、改めてイチローの身体能力の高さを伺わせる一幕もあった。
そして3つの勝負を終えて、結果は2対1で武の勝利。「イチローさんに勝つなんて、自慢できますね」と静かに勝利を噛み締めた武に対し、イチローは「こういう楽しい勝負でも、やっぱり負けたくない」と明らかな悔しさを滲ませ、見ている側も白熱した真剣勝負の空気を感じる時間になった。

終盤に「初めて競馬にふれる人におすすめの楽しみ方」を尋ねられたイチローは、「競馬場に足を運ぶだけで、感じることがたくさんある」と回答。その上で、「特にレースの高揚感を味わってほしいです。騎手や競走馬と同じ気持ちになって、感情の高ぶりが凝縮された数分間は、本当に癖になると思います」とアドバイス。一方で、ここでも武が、一昨年のジャパンカップでイチローが競馬を初めて生観戦した際の出来事を引き合いに、「翌日食事した時も、こんな風に僕に競馬の面白さを熱く語ってきたんだけど、『それ知ってます』って思った(笑)」と明かし、最後まで二人の親密さが伝わる発表会となった。
「JRAアニバーサリー」イベントは、中山競馬場、阪神競馬場をはじめと全国各地のJRA関連施設で9月21日に開催。実施企画の詳細は、JRAの公式ホームページで確認を!
https://jra.jp/special/anniversary_net2026
