日産自動車がBEAMS JAPANとの共同プロジェクト「てしごトリップ」を実施。応募受付開始日の5月22日には、都内某所でプロジェクト発表会を開催した。
日産「セレナ」に乗った家族が日本各地の伝統工芸の工房で弟子入り体験ができる「てしごトリップ」は、子どもの感性を育む“旅育”に最適なプロジェクト。応募者は全国7つのエリアから家族で行きたい伝統工芸の工房を選んで申し込み、当選した7組の家族は新型セレナ e-POWERで1泊2日のスペシャル試乗と弟子入り体験ができる。
このプロジェクトは4月20日に発売した新型セレナ e-POWERの新たな取り組みとして行われるもので、未来の担い手である子どもたちに、普段はなかなか触れることのない伝統工芸を体験してもらい、家族の思い出づくりに加えて将来の可能性を広げるという大きな目的もあるという。
「新型セレナでの家族のおでかけ体験で子どもの可能性を広げ、最高の思い出を提供したい」と語る日産自動車 チーフ マーケティング マネージャーの村田直哉さん。運転支援システム「プロパイロット 2.0」やクルマ酔い軽減機能など、新たな先進技術を搭載した新型セレナ e-POWERは、家族での長距離ドライブにぴったりな一台。目的地まで長い距離と時間を運転する親も、クリマ酔いしやすいお子さんも、ずっと笑顔でドライブが楽しめるのが魅力だ。
日本のモノやコトの魅力を国内外へ発信するブランド「フェニカ」に所属し、工芸品を扱う経験が豊富なBEAMS JAPAN フェニカ ディレクター 菊地優里さんは「『てしごトリップ』は子どもたちが主役になるとても面白い企画。家族で過ごす時間で子どもたちが日本の魅力を再発見し、創造性を発揮していくきっかけになれたら嬉しい」と語った。
「高齢化、後継者不足の問題に悩まされている日本の伝統工芸にとって、若い人に実際に触れていただく機会が得られる『てしごトリップ』は大変意義深い取り組み」と語る小丸屋住井 10代目当主の住井啓子さん。
今回の『てしごトリップ』で体験できる伝統工芸は、福島の「白河だるま」、栃木の「益子焼」、富山の「越中和紙」、愛知の「瀬戸染付焼」、京都の「京丸うちわ」、香川の「讃岐のり染」、佐賀の「肥前びーどろ」の7つ。
『てしごトリップ』で伝統工芸を体験したお子さんには、『未来伝統工芸士』の証明書が授与される。
壇上には伝統工芸品の実物も並べられた。
プレゼンテーション後の第二部には、スペシャルゲストとしてタレントの藤本美貴さんが登場。
村田さん、菊地さんとトークセッションを繰り広げた藤本さん。
「子どもが習っていることや興味のあること、あるいはこんなことがあるんだよと教えてあげる『旅育』っていいですよね。我が家も、6年生の長男が社会の授業で習った竪穴式住居を、旦那が『観に行こう!』といって出かけました」とご主人の庄司智春さんの意外な一面を明かした藤本さん。
子どもたちに先立って、サプライズで弟子入り第一号を務めることになった藤本さん。急遽描くことになった京都の伝統工芸品「京丸うちわ」の絵付けのデザイン画は、まさかの庄司智春さん。「これがうちわになるならすごくうれしい!」と旦那さんへの愛情がわかる一面が垣間見れた。
「セレナに乗って家族の思い出をひとつでも増やしてもらいたいと思います!」とコメントして会を締めくくった藤本さん。
旅先へ向かう車内での家族団らんの時間や、体験したことのない伝統工芸の制作現場など、子どもたちにとってこれ以上ない“旅育”となる『てしごトリップ』は、きっと忘れられない思い出になることだろう。まずは応募して、この特別な体験の切符を手に入れよう。