2023年4月14日より公開された劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』。
毎年4月中旬に恒例で公開されている劇場版ですが、今回の最新作も初日だけで観客動員が58万人以上と、素晴らしい成績を収めています。
名探偵コナンといえば、敵(ヴィラン)として象徴的に描かれている「黒の組織」のキャラクターのコードネームが「ジン」「ウォッカ」など、お酒であることも有名ですよね。
実は、『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』 のオリジナルキャラとして登場する黒の組織メンバー「ピンガ」もお酒にちなんだネーミングだって知っていましたか?
ピンガはブラジルの蒸留酒「カシャッサ」の別名
ピンガというコードネームは、「ジン」「ウォッカ」など他の黒の組織メンバーと同様、お酒の名前が由来。
実はサトウキビを原料とする蒸留酒「カシャッサ」の別名なんです。日本ではあまり馴染みがないお酒のため、知らない人も多いですが、実は世界で2~3番目の消費量を誇る蒸留酒。
ブラジルでは4000ブランド以上生産されており、古くから「国民酒」として飲まれています。
サトウキビを原料にしている「ピンガ」は「ラム」に似ている?
サトウキビを原料に作られている蒸留酒といえば「ラム」を思い浮かべる人も多いと思いますが、実は「ピンガ」と「ラム」には多くの共通点があります。
カシャッサは法律で「ブラジル産サトウキビの使用」が義務となっていたり、カシャッサとラムでは使用する酵母が違っていたりと細かな違いはあるものの、おおまかな作り方はほぼ一緒といえるのです。