牛丼の吉野家が、“外食チェーン”としては初めてとなる「機能性表示食品」を発売した模様!
その名は「サラシア入り牛丼の具」、略して「サラ牛」。
なんでも、サラシア由来の成分サラシノールの効果で、食事で摂取した糖の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の上昇が緩やかになるとのこと。
つまり「牛丼を食べたいけど、最近は白米の糖質が気になって……」という人にはうってつけの商品ってことですね!?
これはぜひ一度試してみたい! と思っていたら、メディア向けにサラ牛の「プレゼンテーション試食会」が開催されるとのこと。さっそく、その味を確かめるべく参加してきました!
「サラ牛」の概要
サラ牛は、冷凍のレトルト食品です。今月から吉野家公式通販ショップ限定で新発売となったもので、現時点では店舗での販売はないのでご注意を。
「サラシア入り牛丼の具」栄養成分 1袋(135gあたり)
- 熱量 340kcal
- タンパク質 11.2g
- 脂質 29.2g
- 炭水化物 8.1g
- 食塩相当量 2.5g
- 機能性関与成分 サラシア由来サラシノール0.3mg
サラシアというのは、インドやスリランカなどでお茶として飲まれてきた植物だそうです。サラシアに含まれる成分サラシノールには、糖の吸収を助けるα―グルコシダーゼという酵素の働きを阻害する効果があるとのこと。
その結果、余分な糖が胃腸で吸収されることなく、外に排出されやすくなるというわけ。
サラ牛の食べ方は至って簡単。沸騰したお湯でレトルトパックを5分加熱したら、中身を白米に載せるだけ!
いよいよ実食!
こちらが試食のサラ牛の牛丼(左)。右は通常の牛丼です。パッと見では、まったく区別ががつきませんね。
では、味はどうでしょうか? まずはサラ牛、次に通常版と、お茶で口の中をリセットしながら食べてみました。うん、どっちも同等においしい!
サラシア自体は漢方薬のような苦味があるそうなんですが、サラ牛にはそういった違和感はまったくありませんでした。完全に吉牛の“あの味”になっています。
唯一認識できた違いは、サラ牛のほうが(左)、通常の牛丼(右)よりもツユの色が濃いことぐらいでしょうか。写真では伝わりにくい程度の差で恐縮ですが……。これは、サラシア自体の色(茶色)が加わったためで、もちろん味が濃くなったりはしていません。
余談ではありますが、実は筆者は吉野家のレトルトバージョンを初めて食べたのですが(今回試食したサラ牛と通常の牛丼は、どちらもレトルトパックを温めたもの)、これ、結構いいかも……! というのも、ツユの味が強すぎるということもなく、肉の味もしっかり分かったからです。
つまりこれが吉野家が理想とする味のバランスということか……!
個人的に、カルピスウォーターを初めて飲んだときのような衝撃が走りました(笑)。
さて、前述の通り、このサラ牛は冷凍のレトルト食品です。入手方法は、現在のところ吉野家公式の通販ショップのみ。
サラ牛10袋セットで5,000円(税込)と、通常の牛丼の具(10袋で4,480円)よりもややお値段はしますが、血糖値が気になるなら有力なチョイスではないかと。
興味のある方はぜひ一度、試してみてください!
<参考リンク>
・吉野家公式通販ショップ
・機能性表示食品サラシア入り牛丼の具「サラ牛」が新発売