「イチナナショッピング」で革新的なショッピング体験
プレスリリース引用
『見ているだけで楽しい』体験を提供
――「イチナナショッピング」のサービス開始おめでとうございます。
村井様(以降、村井)「ありがとうございます」
――同サービスは、「17LIVE」上でのライブコマースですが、日本の多くの人はこれからライブコマースに触れていくフェーズだと思います。
――そもそも、ライブコマースとは、どういったものなのでしょうか?
村井「ライブコマースは、ライブ配信を通じて商品のポイントや魅力を知り、そこから商品を購入する販売の形態です。おっしゃる通り日本ではまだまだこれからですが、中国などの海外では既に一般的になりつつあります。」
――海外では普及しつつある方法なのですね。
――日本でも、配信者や動画投稿者がいわゆる『案件』を受けて、視聴者に商品の魅力を伝えているのをよく目にします。
――ライブ配信の草分け的存在の17LIVE様から見て、ライブコマースにはどのような魅力があるとお考えですか?
村井「まずは、ライバーによるトークを通じて、しっかりと商品の魅力やポイントを知った上で商品を購入することができる点 、また配信を通じて商品について新たな発見ができる点 です。」
村井「インターネット上での商品販売、いわゆるECは、その多くが『Webサイトに行って、そこに掲載されている情報で購入するかどうか決めて、購入する』という方法を取っております。」
村井「これは確かに便利なのですが、一方向的なコミュニケーションが中心となります。自分が知りたい情報をクイックに聞くことができない等、不便だと感じる場面もあると思います。」
――その点ライブコマースは、目の前で配信者が説明しているので、コメント機能などで知りたいことがすぐに聞けますし、ある種双方向的ですね。
村井「そうですね。あとは、ライブ配信はエンターテインメント性が強いので、これにコマースを掛け合わせることで、ワクワクするようなショッピングの世界を作り上げたいと思っております。」
村井「例えば、世の中には色々な種類の商品が陳列されているディスカウントストアやアウトレットモールも数多くあります。」
村井「そういった店舗は、やっぱり商品を見ているだけで楽しいですし、店舗で新たな商品と出会うということ自体がエンターテインメントになっていると思います。」
村井「何気なく配信を開いたら、魅力的な商品を見つけることができて、なおかつエンターテインメントとしても面白い。」
村井「私たちはライブコマースを通じて、ユーザーの皆様にそういった体験をしていただきたいと思っています。」
――ECだけどエンタメで、なおかつ新しい商品との出会いもある。ライブコマースとしての魅力が非常によくわかりました
「イチナナショッピング」の強みの一つは『利便性』
17LIVE株式会社HP引用
――今回リリースされた「イチナナショッピング」の特徴をお伺いしたいです。
村井「最大の特徴は、配信視聴から商品購入・決済までアプリ内で完結できる点です。」
村井「これまで『17LIVE』上でライブコマースを行う際、商品購入時は別途商品販売ページへ遷移する必要がありました。」
村井「それをアプリ内で完結できるので、今まで以上にスムーズに買い物をアプリ内でできるようになりました。これは大きな利便性の向上だと思います。」
――わざわざ外部サイトへ遷移して、そこで新しくアカウントを作って、決済手段や住所を登録して…といった手間が省けるのは大きいですね。
――それだけではなく、ユーザー様が普段からライブ配信を見るのに使っている『17LIVE』のアプリ上で完結するのも便利だと感じました。
法人向けライブコマース事業「HandsUP」
17LIVE株式会社HP引用
「HandsUP」事業は17LIVE株式会社が法人向けライブコマースの本格運用を目指す企業様向けに、独自のツール提供から、導入~定着までのサポートを一気通貫で提供する伴走型ソリューションサービス。
ライブコマース事業への参入
――一方で、17LIVE様は法人向けライブコマース支援サービス「HandsUP(ハンズアップ)」事業にも2019年に着手しております。
――「HandsUP」事業を始められたきっかけを教えて下さい。
村井「前提として、先ほど申し上げた通り海外、特に中国ではライブコマースでのEC販売が非常に成長している状況です。」
村井「試算ですが、中国でのライブコマース事業は2025年にはEC販売の4分の1を占めるまでに成長すると言われています。そうであれば、日本にも十分にチャンスがあると考えたのが入口です。」
村井「ですが『HandsUP』事業をスタートした2019年末、法人が直接ライブコマース事業に参入している事例はほとんどありませんでした。」
村井「当時、ライブコマースの分野で活躍されているのは、ほとんどがライブコマースを専業にしている個人事業主の方でした。」
村井「中には驚くような金額を売り上げる方もいらっしゃいました。その方にスキルがあったからこその成功だと思いますが、成功している方が居るのは事実。ライブコマースのマーケットは日本にも十分あると判断しました。」
導入企業のメリット
17LIVE株式会社HP引用
――ライブコマースを導入することによる、法人様の具体的なメリットを教えて下さい。
村井「まず、場所に縛られなくなります。リアル店舗は出店地域特性で売上が変わり、売れる地域への出店は家賃も高く、販管費が負担になります。」
村井「一方、ライブコマースであればエリアは国内全域(一部海外)でリアル店舗出店地域に左右されることはありません。これが第一のメリットです。」
村井「そして、通常のECとは異なり、接客にもリアルタイム性があります。」
村井「配信者とはほとんどラグがなく、ほぼ対面の形式と変わらず『接客』することができます。」
村井「また、『HandsUP』ならではのメリットで言うと、認知から購買までを一貫してサポートしている点があります。認知拡大から新規顧客獲得まで、幅広いです。」
村井「他にも、「17LIVE」と契約を結んでいる認証ライバーやインフルエンサーを活用した支援や、CRMを主目的にした活用など、導入企業様に応じて色々なメリットを見出していただけております。」
――目的に応じて使い分けることができるのですね。
村井「それと、スタンス面で言うと、ほとんどの企業様は初めてのライブコマース事業ですので、私たちは法人様に伴走支援することを心掛けています。」
――伴走支援で導入できるのであれば、法人様には安心感がありますね。
村井「データドリブンな形でのコンサルティングの提供が基本になってきますが、やはり、こういった新しい取り組みは現場に深く入り込むことが大事だと思います。」
村井「あとは、実際にやってみないと分からないこともあると思います。私も、実際に演者として配信してみて、色々分かったことがありました。」
――村井様ご自身が配信されたのですか?
村井「頑張りました…(笑)ですが、やってよかったと思っています。そこまでして初めて分かる課題もありましたから。まさに言うは易く行うは難しでした。」
――村井様がライブコマースに懸ける情熱を感じました。
アプリダウンロード
ライブコマース事業の今後の展開
――ライブコマース事業の今後の展開を伺いたいです。
村井「安心して法人・個人の方々に利用いただける環境を整えることが一番大事だと考えています。同時に、『17LIVE』所属のライバーにも安心して本事業に参画してもらえるように、体制を構築していきます。」
村井「育成やセキュリティの強化など、やるべきことは色々ありますが、これからもユーザーの皆様がワクワクできる売り場づくりにも益々力を入れていく予定です。是非、今後にご期待いただきたいです。」
――本日はお時間いただき、ありがとうございました。
各リンク
村井様ご紹介
村井 宏海 Hiromi Murai
17LIVE株式会社ライブコマース事業責任者
大学卒業後、楽天にてECコンサルタントを担当し、楽天賞を2度受賞。関西エリアの副責任者として営業組織のマネジメントを経験。
その後、ファッション戦略課にて営業戦略立案やイベント企画、データマネジメント組織の立ち上げなどを担当。
日本で初めてのライブコマース成功事例をつくりたいという思いから、2020年2月より17LIVE株式会社にてライブコマース事業「HandsUP」立ち上げに参画。
「HandsUP」の立ち上げをリードし、同事業の全領域を統括。