ファミリーマートは4日、スマホ決済アプリ「ファミペイ」の会員プログラム「ファミマ メンバーズプログラム」を大幅拡充すると発表した。最上位ランク「アンバサダー」限定で、おむすび100円割引クーポン10枚(1,000円相当)を500円で販売するサービスが話題となっている。

今回の拡充では、月3回以上の来店と合計3,000円以上の購入で「シルバー」ランク以上に到達すると、毎月必ず無料・割引クーポンがもらえる「ランク達成クーポン」を新設。会員ランクは「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「アンバサダー」の4段階で構成され、上位ランクほど特典が充実する仕組みだ。


特に注目されるのが「アンバサダー」限定の回数券・ボトルキープサービスだ。通常のファミマルお茶ボトルキープが約21%お得なのに対し、アンバサダー限定版は約42%の大幅割引を実現。おむすび回数券については、「令和の米騒動」と呼ばれる米価格高騰を受け、日本食として愛されるおむすびを手軽に楽しんでもらいたいとの思いから実現したという。

さらに、100円以上の購入でたまる「限定スタンプ」システムも導入。スタンプ50個達成で最大4万円相当のファミマポイントが当たる抽選に参加できるほか、アンバサダーランクでは毎月25名に1万円相当のポイントが当たる特典も用意されている。
同社はまた、政府備蓄米を5日に発売することも発表している。米価高騰対策として、2021年産の政府備蓄米を随意契約で調達し、消費者の食費負担軽減を図る狙いがある。