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日本料理店で有毒植物『アジサイの葉』提供 食べた客が食中毒症状 配膳スタッフは「大葉」と誤った説明…


宮崎市で日本料理店「精進 CHAGO」が、有毒植物アジサイの葉を料理に使用し、食中毒症状を訴える客が出た。配膳スタッフの誤った「大葉」の説明により、2人の女性客がアジサイの葉を食べ、30分後に吐き気やおう吐を経験した。アジサイの葉には青酸配糖体を含む有毒成分が含まれており、過去にも青酸食中毒の事例が報告されている。保健所は、この件を受けて店に1日間の営業停止命令を出した。食品衛生法に基づく今回の対応は、食用ではない植物の使用を防ぐ目的がある。

宮崎市は20日、日本料理店が有毒植物「アジサイの葉」を提供し、食べた客が食中毒症状を訴えたと公表。

知識不足&誤った説明

市の保健衛生課によると、今月17日、『精進 CHAGO』(宮崎市)が、2人の女性にアジサイの葉を添えた料理を提供した。

料理を提供する際には、配膳スタッフが、アジサイの葉を「大葉です」と説明。

そのため、女性たちが葉を食べたところ、30分後からおう吐や吐き気を訴えた。

なお、日本料理店は店舗近くで、アジサイの葉を採取。

アジサイの葉が有毒植物であることを知らずに、客に提供していた。

(画像:宮崎市役所)

保健所は、食品衛生法に基づき、店に対して1日間の営業停止を命じた。

いくつかの有毒成分

アジサイの葉には、いくつかの有毒成分が含まれている。

主な成分は「青酸配糖体」と呼ばれるもので、これが体内で分解されると有毒なシアン化水素が生成される。

(画像:アジサイの葉)

また、「嘔吐性アルカロイド」や「抗マラリア成分」なども含まれていることが報告されている。

過去にも「青酸食中毒」

そして、アジサイの葉を食べると、めまい、吐き気、おう吐、けいれん、顔面紅潮、息切れなどの症状が出現。

2008年には、茨城県と大阪市の飲食店でアジサイの葉が提供され、食べた客・計8人が「青酸食中毒」を発症した。

(画像:イメージ)

当時、アジサイの葉や花が、料理の飾り用として市場に流通。

保健所は、食用ではない植物を、料理の飾り用として提供しないように呼びかけている。

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