さいたま市教育委員会は29日までに、西区の市立中学校に勤務する男性校長(60)を、減給6か月の懲戒処分とした。
教頭は適応障害に…
市教委などによると、校長は2022年4月から約2か月間、教頭に対して「アホか」、「恥をかかせるんじゃねぇ」、「どれだけ仕事が遅いんだ」などと、暴言を浴びせた。
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教頭は、耳鳴りや目まいに悩まされるようになり、適応障害の診断を受けたため休職。
その後、退職した。
裁判所がパワハラ認定
教頭は、さいたま市に対して、損害賠償を求め提訴。
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昨年、裁判所が校長のパワハラを認定し、市が教頭へ480万円を支払うように命じた。
さいたま市教育委員会は「校長の行為は、職務上必要かつ相当な範囲を超えた言動。今後、ハラスメント防止に向けた態勢強化をはかり、再発防止に全力で取り組む」などとコメント。