長崎県教育委員会は4日、公立学校に勤務する、2人の教諭への懲戒処分内容を公表した。
万引き教諭
県教委によると、公立中学校に勤務する教諭は、今年7月、県外のリサイクルショップを訪問。
その際、トレーディングカード用ケース1点・4,000円相当を万引きした。
「店外に持ち出せると思った」
翌月には、警察の取り調べを受けたため、教諭は自ら学校に万引き行為を報告。
県教委の聞き取りに、教諭は「ケースのデザインが好きになり、支払いをしなくても、店外に持ち出せると思った。自分の欲望を阻止できなかった」などと話したという。
この教諭は、4日付けで懲戒免職処分。
ホテルに執拗に誘う
また、県内の公立学校に勤務する教諭は、昨年6月、知人同士の飲み会に参加。
その帰り道、教諭は知人に、これまでの性体験の有無や交際歴を聞くなど、セクハラを行った。
昨年10月にも、同じ知人をホテルへ執拗に誘ったり、体を密着させるなど、嫌がる行為を決行。
この教諭は、停職3か月の処分となった。
教職員としての使命感や倫理観
県教委は、「勤務時間の内外に関わらず、教職員としての使命感や倫理観を常に自覚するように促す」。
「また、服務規律の一層の徹底を図っていきたい」とコメント。