文藝春秋は、バンド・SEKAI NO OWARIでは”Saori”としても活動している作家の藤崎彩織のエッセイ『ねじねじ録』(文春文庫/水鈴社)を、11月に発売する。
特別エッセイも追加
“私の悩み方は、『くよくよ』でも『うじうじ』でもなく、『ねじねじ』である気がする。”
幼いわが子を育てながら悩み、メンバーと何度も喧嘩や仲直りして悩み、音楽を作って悩み、文章を綴って悩み――ああでもない、こうでもないと前に回ったり後ろに回ったり、うまく嚙み合わない歯車のようにねじねじと悩みながら日々を過ごしてきた。
作家として、音楽家として、母として、悩んで空回りするそのような日々の想いや風景を、本音で丁寧に綴ったエッセイ集。
単行本が刊行されて3年が経つ今、現在の心境を綴った、文庫版の書きおろし特別エッセイも追加されて、11月6日にいよいよ文庫化される。
藤崎彩織 コメント
「ねじねじ録」はコロナ下に出版したエッセイ集です。
どこにも行けず、家で落ち込むことの多かったあの時期、ねじねじと悩みながらなんとか少しずつ歯車を回していった日々のことを書いています。
久しぶりに読み返してみると、SEKAI NO OWARIのバンドメンバーとしても、母や妻や女としても、あんまり格好良くはないんだけど何だか一生懸命でいいな、と我ながら思ったりしました。
気軽に手に取って貰えたら嬉しいです。