香川県教育委員会は19日、高松市内の公立中学校に勤務する男性教諭(60)を、懲戒免職処分にした。
トレンドニュースキャスター取材班は、県教委から詳しい状況を聞いた。
廊下で女子生徒に…
県教委によると、男性教諭は2023年12月から2024年5月下旬ごろまでの間、勤務する中学校の女子生徒の尻や腰を、ほぼ毎日触っていた。
この教諭は、女子生徒が所属する部活動の顧問。
部活動中に、教諭と女子生徒が2人で更衣室に移動する際、廊下で女子生徒にセクハラを行っていた。
「ずっと我慢していた」
被害生徒が今年の5月下旬、他の教諭に「先生にお尻を触られている」と相談したことで発覚。
生徒は「顧問の先生だったので、関係性が壊れることを恐れて、なかなか言い出せなかった。ずっと我慢していた」と話したという。
なお、被害生徒は現在、女性教諭から精神的ケアを受けている。
教諭は「やめられなかった」
一方で、男性教諭は教委の聞き取りに対して「女子生徒が身体接触に抵抗する様子がなかったので、次第にエスカレートしていった」と語った。
また、「明らかに不適切なセクシャルハラスメントで、懲戒処分を食らうことも認識していた。しかし、やめられなかった」と話した。
香川県教委は、児童や生徒に対する性暴力を原則、懲戒免職とすることを明記した新たな指針を作成。
再発防止に努めるとしている。