警視庁は2日、江戸川区の公立小学校に勤務する水野雅史教諭(39)を、教え子だった女子高生宅に侵入したとして逮捕。
「好意を持っていた」
警視庁などによると、水野容疑者は今年5月、中央区の女子高生が住むマンションに、合鍵を使って忍び込んだ。
教諭は玄関から侵入したが、家族と鉢合わせになったため、そのまま逃走。
防犯カメラなどの捜査から、水野容疑者が浮上し、逮捕された。
水野容疑者は、警察の調べに「生徒に好意を持っていたため、制服を盗むために侵入した」などと話し、容疑を認めている。
勝手に合鍵作成
水野容疑者は、5年前に勤務していた小学校で、当時小学生だった女子生徒の荷物を預かった。
その際に、鍵を勝手に持ち出し、学校近くの鍵専門店で、合鍵を作成していた。
江戸川区教育委員会は、トレンドニュースキャスターの取材に「警察の捜査に、全面的に協力していく」と話す。
また、学校関係者は取材に「教諭の勤務態度は良好だった」と語った。
「大きな衝撃」
江戸川区の蓮沼千秋教育長は、「本区の教員が逮捕されたことを受け、大きな衝撃を受けております。被害を受けたご家庭に心よりお詫び申し上げます」。
「子どもたちを、指導する立場にある教員が逮捕されたことは、誠に遺憾であり重く受け止めております」。
「子どもたちや教職員の心のケアを継続し、安心して学校生活を送ることができるように、全力で支援していく所存です」。
「また、教員の服務規律の遵守を、より一層徹底していくことで再発防止に努めると共に、当該教員の今後につきましては、東京都教育委員会と共に適切に対応して参ります」とコメント。