鹿児島県教育委員会は、県立学校の男性事務職員(39)を、停職6か月の懲戒処分にしたと公表。
トレンドニュースキャスター取材班は、県教委から詳しく話を聞いた。
缶ビール500mlを飲んで運転
鹿児島県教委によると、職員は5月7日午前6時ごろ、学校へ出勤する途中に、県内の商業施設駐車場にマイカーを停車させた。
その後、缶ビール500mlを20分かけて飲み干した。
職員は、マイカーを運転し、そのまま学校へ出勤。
誰かが飲酒運転を通報
すると、県警のパトカーが午後0時20分ごろ、学校にやって来た。
職員が、飲酒運転していたことを、誰かに通報されていたのだ。
警察官が職員に対して、呼気検査を実施したが、飲酒から6時間経過していたこともあり、基準値を超えるアルコールは検出されなかった。
「自分を奮い立たせるため」
県教委の聞き取りに、職員は「今年4月上旬から1か月間、休みの日を除いて、毎日缶ビール500mlを飲んでから運転し、出勤していた」などと話した。
飲酒した理由については「仕事上のストレスを解消し、自分を奮い立たせるためだった」と語った。
取材班が「これ以前にも、同様のことをやっていたのではないか」と問うと、「本人がこの期間だけだったと話しているし、調べようがない」と教委の担当者。
さらに「これ以上は、職員の勤務校が特定される恐れがあるため、話せない」と語った。
職員は25日から、停職6か月に入ったが、今のところ退職の意向は示していない。