いなば食品が、12日に出した「由比のボロ家について」のリリースが、ネットをざわつかせている。
「ボロ家」が影響
一部週刊誌が11日、「いなば食品新入社員9割が辞退。女帝のボロ家ハラスメント」と報じた。
週刊誌によると、今年静岡県内で勤務する予定だった一般職女性の9割が辞退。
その理由は、給与が募集時より約3万円低かったり、共同生活をする社宅の天井から水がしたたり落ちたり。
また、畳敷きでネット環境もない、いわゆる「ボロ家」だったことが影響しているという。
まず謝罪
この報道を受けて、いなば食品は「この度は皆様方にマスコミ報道等にてご心配をおかけ致し、衷心(ちゅうしん)よりお詫び申し上げます」と謝罪。
ネットが騒然となったのは、もう一枚出されたリリースの方だ。
担当責任者が緊急入院
タイトルは「由比のボロ家報道について」。
週刊誌は、一般職の女性が入社式翌日に19人中9人が辞退し、さらにその翌日に6名以上が辞退と報道。
この点について、いなば食品は「新卒一般職の16名が辞退した」としている。
この理由が、担当責任者だった総務部長が「緊急入院し、酸素吸入による呼吸困難で指示がほほできず」などと書かれているため、物議を醸している。
ホームページが一時ダウン
また、「給与が変更になった」と報道されたことについては、リリースでは触れられていない。
ネット上では「今までに見たことのないリリースタイトルで衝撃」、「まるで怪文書」、「誰が書いたのかなぁ」、「ペットに『ちゅ~る』させるのが、怖くなった」などといった声があがっている。
なお、SNS上では「いなば食品のプレスリリース」がトレンド入りし、12日深夜から13日早朝にかけて、いなば食品のホームページにアクセスしにくくなった。