働く女性のためのファッション誌『Oggi』に、バスケットボール日本代表・富樫勇樹 選手が登場。
第一線で活躍するアスリートやアーティストの言葉を通して、毎日をがんばるヒントや活力をお届けしている人気連載「強い存在(ひと)」で、パリ五輪に向けての想いを語ってくれた。
日本代表をリード
Bリーグで2番目に低い167cmという身長ながら、常にバスケットボール界のトップを走り続けている富樫選手。
FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023ではキャプテンとしてチームを牽引し、パリ五輪出場権の獲得に貢献。日本代表をリードする中心選手だ。
実に48年ぶりに自らの手で五輪の出場権を掴んだバスケットボール日本代表。
今年で31歳を迎え“ベテラン”と呼ばれる年齢となった富樫選手は、「日本のバスケットボール界において五輪に出続けることはかなり意味のあることだと思っていました」。
「自信はそれなりにあったけれど、出場が決まった瞬間はホッとしたのを覚えています」と振り返る。
「世界を変えていきたい」
また、「正直、日本はあと3つくらいレベルをあげていかないと、対等に戦えないのではと思っています」。
「(これまでのチーム実績で培った)自信を胸に、まずはトップ10に入っているチームを倒して、世界を変えていきたいです」と、パリ五輪を自らの代表キャリアの集大成として見定めた上で、その決意を語った。
試合で身構えたりすることはないですかという質問には、「ないです」ときっぱり。
自信を失わないように…
さらに、「いちばん大事なのはメンタルを保つことだと思うんです。もちろん最低限の技術は必要ですが、メンタルは本当にプレイに大きな影響を与えるので、自信を失わないように心がけています」。
「(バスケはチームスポーツということもあり)ストレスもプレッシャーも責任も極力感じすぎないように意識していますね」と、クールなプレイスタイルとブレない心の秘訣を明かした。