今月18日と19日に、東京・よみうりランドで開催されたイベント「あくたーず☆りーぐ アートフェスタ in よみうりランド」。
このイベントのキッチンカーで販売されたハラミボックスと、チキンボックスが原因の集団食中毒が発生した。
トレンドニュースキャスター取材班は、調査を担当した川崎市から詳しい話を聞いた。
女性42人が感染
川崎市健康福祉局は、19日に提供されたハラミボックス(牛ハラミ焼き)と、チキンボックス(塩こうじチキン焼き)を食べた10~40代の女性42人が、ウエルシュ菌による食中毒に感染したと発表。
患者の多くは、下痢や腹痛の症状を訴えているという。
今後も増える可能性
健康福祉局の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「食中毒の原因となったボックスは、計210個販売されている。よって食中毒患者は今後増えていく可能性がある」と話す。
なお、ボックスを販売したキッチンカー「NAOKI’S」は、28日から1日間の営業停止処分となった。
腹痛や下痢の症状
ウエルシュ菌の食中毒は、潜伏期間6~18時間(平均10時間)の後、腹痛や下痢などの症状を引き起こす。
多くの場合、発症後1~2日で回復するとされているが、基礎疾患のあるひとや子供、高齢者は重症化することがある。
4つの予防策
ウエルシュ菌食中毒の予防方法としては、次の4つのポイントが重要。
1. 「喫食までの時間を短くする」
2. 「加熱調理後に速やかに10℃以下に冷却するか、55℃以上で保管する」
3. 「よく混ぜながら調理する」
4. 「調理後の食材は小分けにして保存する」
これらの対策を適切に行うことで、ウエルシュ菌による食中毒を予防することが可能だ。