杉咲花を主演に迎えた、成島出監督最新映画『52ヘルツのクジラたち』が、2024年3月に全国公開される。
今回、ティザービジュアルが解禁となり、あわせて杉咲花のクランクアップコメントも到着。
幻想的な青
製作発表から大きな反響を集め、公開への期待が高まっている本作から、遂に初の作品ビジュアルが解禁された。
東京から海辺の街に移り住んだ杉咲花演じる貴瑚が、広い海を望むテラスで目を閉じて空を仰ぎ、耳を澄ます姿が映し出される。
また、海中を思わせるような幻想的な青が、印象的な美しいビジュアルとなっている。
大分の海辺の高台
本ビジュアルの写真を撮影したのは、気鋭の若手写真家・八木咲。
撮影場所は、劇中、杉咲演じる貴瑚の住む一軒家の、海に向かってせり出した象徴的な六角形のテラス。
監督をはじめ、制作チームが運命的に出会ったという、大分の海辺の高台にある日本家屋が舞台に選ばれた。
聴こえない声
海中を思わせる幻想的なブルーがかった風景の中で、海と空の境で聴こえない声を聴こうとする貴瑚。
そこにおかれたコピー「ここに、あなたを感じる」の<あなた>とは?
貴瑚は何を想い、誰を感じ、どんな声を聴こうとしているのだろうか――。
本屋大賞を受賞した、感泣の傑作ベストセラー小説「待望の実写化」全容への期待が高まる。
圧倒的な熱量
さらに、主演の杉咲花より今年8月~9月に、東京、大分を中心に撮影された本作の、撮影クランクアップのコメントが到着。
切なる祈りを込め、全身全霊で臨んだ撮影を無事終えての思いが語られている。
話題作への出演が続く杉咲花が、圧倒的な熱量で演じる2024年必見の1本となる。
杉咲花 クランクアップコメント(全文)
2ヶ月間の暗闇を走り続け、最後のシーンを撮り終えた時、私たちはあまりにも美しい夕陽に遭遇しました。
演じ手である私がやり切ったと感じることに意味はあるのだろうかと自問しますが、やっぱり完成する映画には、この世界の何かに結びついてほしいという淡い期待を覚えます。
そしてこの物語に気づかされた感覚を、時代とともに更新し続けていくことが、私たちに託された大きな課題なのだと思います。
陽が沈んでしまっても、その夜を越えようとするたったひとりの誰かへ、朝の光とともに届く作品となることを願って。
『52ヘルツのクジラたち』
原作:町田そのこ「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)/主演:杉咲花/監督:成島出
製作幹事・配給:ギャガ
©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
2024年3月 TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー