神奈川県は29日、中古車販売会社「ビッグモーター」に、店舗前の街路樹が枯れたことに対する原状回復費・約784万円を請求したと発表。
トレンドニュースキャスター取材班は、県の担当課から詳しい話を聞いた。
井戸の水質調査も実施
道路管理課によると、県内にある3店舗(横須賀店前、平塚四之宮店前、藤沢店前)と、店舗が以前あった1か所(旧平塚店前)。
これらの場所で、街路樹が枯れたり、倒木の恐れが発生した。
そのため、県は枯れた街路樹を伐採し、土壌調査を実施。
また、周辺の井戸の水質調査も行った。
なるべく早く支払う
さらに、これから土壌入れ替えを行い、もとの樹木を植え直す工事を行う予定だ。
これらすべての作業にかかる費用が、総額7,849,659円。
この全額をビッグモーターに請求した。
なお、ビッグモーター側は29日午前に、店舗開発部・部長が神奈川県庁を訪れ、「早急に処理し、なるべく早く支払う」と話したという。
工事は年内に完了予定
今後の植樹工事について、道路管理課は「暑い時期に植樹をすると、枯れてしまうため、涼しくなった晩秋ごろに開始する予定。年内には完了すると思う」と述べた。
なお、街路樹が枯れた問題は、神奈川県警が器物損壊容疑で捜査中だ。