トレンドマイクロの子会社で、自動車のサイバーセキュリティ事業を手掛けるVicOne(ヴィックワン)は26日、日本法人の設立と戦略的グローバル本社機能設置の発表について会見を行い、同社の事業内容や展開について説明しました。
会長には、トレンドマイクロ CFO(最高財務責任者)のマヘンドラ・ネギ氏が就任。
VicOneは現在、世界に6つの拠点があり、日本での事業展開を強化するため、今回グローバル本社機能を東京に新設しました。
現在のグローバルの社員数はおよそ100名ほど、これから投資を行い規模も拡大すると説明しています。
日本にグローバル本社機能を置いた理由についてVicOne CEO(最高経営責任者)のマックス・チェン氏は、
「1つ目の理由は、日本のメーカーが市場シェア・クオリティの両面においてリードしていること。
2つ目は、日本のOEMに対してフォーカスすることで、ローカルで日本ネイティブのソリューションだったりテクノロジーだったり、サービスを提供する自信があったので決めました」
と話しました。
またパートナー会社のティアフォーの創業者であり CEO兼CTOの加藤真平(かとうしんぺい)氏も登壇しました。
自動運転と自動車のサイバーセキュリティ―について…
「共通のソフトウェアで、車種や環境を選ばずに自動運転の機能を実現することができるようになってきている。そうした中では、OSとは別にセキュリティソフトウェアを入れるという考えに近い。ITセキュリティを踏襲した考えを入れていく」
と説明。
コネクテッドカー時代の到来に伴う、サイバートラブル増加が危惧される中、自動車のサイバーセキュリティの進歩に期待が集まっています。