青森県八戸市の駅弁メーカ「吉田屋」の弁当を食べた人が、食中毒症状を訴えている問題。
新たに124人が食中毒と判断され、患者が全国26都道府県の394人に拡大した。
通常より熱かった
保健所などによると、これまでに回収した弁当の一部で、ごはんとおかず両方から食中毒の菌が検出されたという。
また、岩手県の業者から納入された弁当用のごはんについて、通常より熱かった。
そのため、吉田屋が真空冷却機で、中心温度を45℃から30℃まで冷ました。
温度管理が適切でないと…
今回の食中毒の原因の1つとなった「黄色ブドウ球菌」は、食品に付着し、特に温度管理が適切でない状況下で増殖する。
その結果として、食中毒を引き起こす可能性があるのだ。
そのため、食材を10℃以下に保ち、調理時に十分な加熱をすることが大事。
保健所が逆ギレ
なお、今回の食中毒事案では、八戸市保健所の後手後手の対応も目立つ。
発表では、体調不良の人数が減ったり増えたり、弁当の種類についても同様の状態。
また、食中毒の菌については、他県の保健所が先に発見する事態となっている。
さらに、八戸市保健所・衛生課長が、一部のメディアに対して「逆ギレ」対応をしていることが、トレンドニュースキャスターの取材でわかった。
食中毒を起こした吉田屋は、ホームページ上で「業務内容の改善、被害を受けた方への謝罪と被害の弁償のめどが立った後に、あらためて報道機関の皆さまにご報告等をする機会を設ける予定です」としている。