青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の駅弁を食べた約100人が、下痢やおう吐などの体調不良を訴えていることがわかった。
なお、体調不良を訴えている人は、全国40の自治体で確認されている。
全国各地で販売
八戸市保健所によると、19日午前までに、消費期限が今月16日と17日までの駅弁を食べた男女約100人が、下痢やおう吐、吐き気などを訴えていることがわかったという。
なお、この駅弁メーカーは、主に全国各地のスーパーやイベント、地元の八戸駅や新青森駅などJRの各駅を中心に駅弁を販売している。
埼玉県でも約1,000個販売
埼玉県でも、このメーカーが製造した駅弁を食べた10人が、体調不良を訴えている。
9月16日に、スーパー「ヤオコー」の埼玉県内の店舗で販売されたもので、販売個数は約1,000個に上るという。
なお、青森県・八戸市保健所は「体調不良を訴えている人がどんどん増えているので、数百人になるのではないか」と話す。
また、「患者が食べたものや具合の変化について調査し、症状が食中毒に当たるかどうか判断していく」としている。
先月には弁当食べて死亡
先月には、和歌山県内の弁当店が提供した弁当を食べたことで、サルモネラ食中毒が起きた。
10~80代の男女32人が食中毒症状を訴え、80代男性が死亡。
80代2人と、50代1人の計3人が入院した。