俳優・中村蒼が、映画「沈黙の艦隊」に出演することが発表された。
中村蒼は、主人公・海江田四郎(大沢たかお)の右腕であり、冷静沈着な<シーバット>副長・山中栄治役を演じる。
タブーに鋭く切り込む
「沈黙の艦隊」(かわぐちかいじ作)は1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された、累計発行部数3200万部(紙・電子)を突破する大ヒットコミック。
大沢たかおを主演に迎えて、実写映画化されることが先日発表され、国内外問わず大きな話題を集めた。
連載当時には、タブーに鋭く切り込んだテーマ性により各方面で論争を呼び、国会でも話題になるなど社会現象を巻き起こしたこのタイトルは、30年の時を超え、現代の国際情勢を予測していたかのようなメッセージをはらんでいる。
「核抑止力をもって世界平和をいかに達成するか」という真摯な問題提起が、壮大な海中戦闘アクションと重厚な政治サスペンスに乗せて驚きのストーリーで展開される、唯一無二のアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品だ。
〈ストーリー〉
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が、アメリカの原潜に衝突して、沈没した。
艦長の海江田四郎を含む全乗員76名が死亡したとの報道に、日本中に衝撃が走る。
だが実は、乗員は無事生存していた。
彼らは、日米が極秘に作った高性能原子力潜水艦の乗員に選ばれており、事故は彼らを日本初の原潜シーバットに乗務させるための偽装工作だったのだ……!
シーバットは、日本が建造費を提供したにも関わらず、米艦隊所属という、数奇な運命を背負った落とし子。
その艦長に任命されたのが、海自一の操艦を誇る海江田であった。
ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、潜航中にアメリカの指揮下を離れて、深海へと消える――。
海江田を核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させてシーバット撃沈を図るアメリカ。
アメリカより先にシーバットを捕獲しようと追いかける、海自のディーゼル艦たつなみ。
その艦長、深町洋は、過去に起こった海難事故により、海江田に並々ならぬ感情を抱いていた……。
大義か、反逆か。日米政府、海自の潜水艦乗組員たち、米軍までをも運命の大波に呑みこむ、海江田四郎の目的とは――?
中村蒼 (山中 栄治/やまなか えいじ 役)コメント
毎日現場に入る時にセットの凄さを感じました。
潜水艦という密閉されている場所だからこそ生み出される緊張感みたいなものが常にあり、普通では経験できないような撮影の日々を過ごせました。
この作品は、様々な面でまだ誰も挑戦したことがないことに挑んでいる作品だと思います。
<シーバット>が日本と世界を驚かせたように、この作品が映像業界を驚かす作品になるのではないかなと思っています。
『沈黙の艦隊』
出演
大沢たかお
玉木宏 上戸彩
ユースケ・サンタマリア 中村倫也
中村蒼 松岡広大 前原滉
水川あさみ
岡本多緒 手塚とおる 酒向芳 笹野高史
アレクス・ポーノヴィッチ リック・アムスバリー
橋爪功 夏川結衣
江口洋介
原作:かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)
監督:吉野耕平
脚本:髙井光
音楽:池頼広
製作:Amazon Studios
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝
コピーライト:©かわぐちかいじ/講談社
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公開日:9月29日(金)
公式サイト:silent-service.jp
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