2月17日より、荒木飛呂彦の人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの最新作、第9部「The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)」の連載がいよいよ開始。
渋谷駅と原宿駅には超巨大な壁面広告も登場し、SNSで話題となっている。
今回は、みかんにジョジョのキャラクターを描いた投稿で、1.7万いいねを獲得した山茶花さん(@Sazanka259)に話を聞いた。
ジョジョを描いたのは、そこにみかんがあったから
そもそも、みかんにキャラクターを描いたのは、単に目の前にみかんがあったから。
「絵が描きたいと思った時に、丁度良い紙がなくって。目の前に大きめのみかんがあったので、これでいいかと思って描いたんです」と山茶花さんは語る。
その時期、ジョジョの1部を観ていた山茶花さんは、まずディオ・ブランドーを描いた。
「描いていくうちにジョナサンも描きたくなってしまって(笑)そこから各部の主人公と相棒を描いていきました。ただバイトなどで忙しくなって、5部の主人公ジョルノまで描いて断念してしまったんですけどね」と山茶花さん。
ティッシュの箱や車の窓もジョジョを描くためのキャンバスに
山茶花さんがジョジョにハマったのは高校3年生の3学期。
そこから、みかんの他にも雨の日の曇った車の窓やティッシュ箱の側面にジョジョを描いてきた。
「ティッシュ箱の側面に描いたのは5部のリゾット・ネエロが率いる暗殺チーム。リゾットは私が1番好きなキャラクターなんです」。
ジョジョのイラストを描くポイントは目だという。
「漫画でも、目が濃く力強く描かれていることは多いです。キャラの体部分は薄く、目だけは強調するように濃く描かれているなんてことも」。
「喜怒哀楽や、その場面での覚悟が伝わってくる感じがするので、ジョジョ立ちも好きですが、顔だけ描くことも多いですね」と山茶花さん。
きっかけは弟の誕生日プレゼント。コロナでどハマり
山茶花さんがジョジョを好きになったきっかけは、弟さんの誕生日プレゼント。
最初は絵柄の濃さに苦手意識があって躊躇したが、1度読み始めたら止まらなくなった。
「弟がすごく欲しがっていたので、6部の全巻を月に数冊ずつ買ってプレゼントしたんですが、気付けば弟の誕プレっていう名目で自分の為に買っていましたね(笑)」。
「さらに、コロナの自宅療養中に1部から5部までをアニメで観直して、気付いたら原作本を8部まで買い込んでいて…。どっぷりハマってしまっていました(笑)」と山茶花さん。
9部の連載スタートでジョジョ人気が再燃する中、今後もリゾットを中心とした暗殺チームなど好きなキャラの作品作りを続けたいという。
「今は、身体や複数人数のイラストをうまく描けるようになりたいです。あと、いつか仙台やエジプトなど、ジョジョの舞台となった場所を巡ってみたいですね」
学生絵師の夢は無限大だ。
(取材・文 あさみ)