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“King of ディスられ芸人”品川祐 2ちゃんねるに敵意「ムカつくし、嫌い」


 お笑い芸人がラッパーにディスられる“OWARAIとRAP”の融合イベント「ディスペクトVol.2」が5月13日、東京・原宿クエストホールで開催される。同イベントのオーガナイザーは、お笑いコンビ・品川庄司の品川祐と人気ラッパーで俳優としても活躍している般若。2015年12月20日に東京・ヨシモト∞ホールで第一回大会が開催されると会場は満員御礼。想像以上の盛り上がりを見せた。そして…、満を持して第二回大会を迎える。そこでリアルライブ編集部は、“King of ディスられ芸人”の品川を直撃取材した。

 元々、品川はJAPANESE HIPHOPにそこまで興味はなかったが、自身が監督を務めた映画「Zアイランド」に般若を起用。般若との出会いにより、徐々にラップへの興味が沸き、そしてラップのフリースタイルバトルで頂点を決める「ULTIMATE MC BATTLE」という大会の存在を知る。般若といえば、同バトルの2008年大会で優勝。般若のバトルに感化された品川は、2009年大会以降のDVDを全て購入し、チェック。その後も「戦極」などの大会も観て、ラップバトルを研究しているという。

 「何か…、お笑いと絡めないかなって思っていたんです。俺は結構ネットでも悪口言われたりしているんですけど、正直笑いになってない。それだったら、ラッパーさんに悪口を言われてお笑いにしたいっていう発想からスタートした。それで、般若君に相談したら『面白いね』って言ってくれて実現したんです」と「ディスペクト」の誕生秘話を明かした。

 実際に第一回大会を実施してみての感想については、「スゴいボロカスにディスられるなって(笑)。ただ、普通のお笑いライブにはない盛り上がりっていうか…、地鳴りみたいなお笑いが起きるんですよ。『ドドドッ!!』みたいな」と説明し、さらに「『殺せ! 殺せ!!』みたいなオトコ達の野太い歓声が上がるんですよ。もう、コロシアム状態。だから、スゴい男性向けのイベントなんですよね。フリースタイルは見応えがあって面白いのに、さらに笑いが乗っかって爆発的な歓声が沸く。だから、自分の中ではスゴく手応えを感じています」と嬉しそうに語った。実際に第一回大会の観客はラップ好きの男性が中心で、お笑いファンの女性客は多くなかったという。昨今のお笑いライブは、観客の大半を占めるのは女性で、大勢の男性客がお笑いライブに脚を運ぶことは珍しいケース。品川はその“特異性”にも喜びを向けていた。

 同大会のシステムは、純粋にラッパー同士がバトルするのではなく、“ディスられ芸人”(お題)をラッパー同士が相互にディスり合い、勝敗を決めるというスタイル。前大会、品川は決勝戦の晋平太VS DOTAMA戦に登場。両者とも白熱したバトルを繰り広げたが、最後に優勝を果たしたのはDOTAMA。品川も見事なディスられっぷりを見せつけた。実際にディスられている時の心境はどうなのだろうか?

 「いや〜、不思議なもんでね、ウケていれば何でも良いんですよ。会場が盛り上がっていると悪口であっても嬉しい。でも、なんかちょっと心に『言われた…』みたいな、切ない気分は残りますけど、まぁエンターテインメントとして面白いなぁって。スゴい痺れる感じ。普通のお笑いライブにはないですね。究極のマゾですよね」と独特な興奮状態になると明かした。

 そして、「2ちゃんねるとか、ネットとかで知らないヤツに『死ね』とか書かれるとムカつくし、嫌い」と激しい反感を露わにしつつ、「でも、それとは違って、ラッパーに目の前で『コイツ殺す』、『死ね』とか言われると、何だか笑っちゃうんですよ」と告白。ネット上で悪口を言われるのと、一流のラッパーから面と向かって悪口を言われるのでは、受け止める側の心境が違うのだろう。

 大盛況に終わった前大会の勢いを引き継いで開催される第二回大会。やはり気になるのは出場メンバーだが、前大会に勝るとも劣らない強力なメンツが揃った。品川と般若をMCとして、お笑い芸人からは、ダイノジ、キングコングの西野亮廣、フルーツポンチの村上健志の前大会出場組、そして野性爆弾、千鳥、トレンディエンジェルが初参戦。一方ラッパーは、王者・DOTAMA、晋平太、輪入道、サイプレス上野、ACE、MC☆ニガリ a.k.a. 赤い稲妻、そしてKEN THE 390、TKda黒ぶちの2人が初参戦。両陣営とも実力派が揃い踏みした。

 「非常に楽しみですね。メンツは僕が決めてお願いしているんですけど、野爆さんなんて絶対何言われても効かない感じするじゃないですか!? 俺が見たい」と興奮気味。実際にどのような形でオファーを出しているのだろうか? 「(芸人に)オファーを頼むとビビりますね。だから、決勝戦は必ず僕にしようと思うんですけど…『俺も言われるから、みんな頑張ってくれ』っていう…。そういう口説き方」と明かした。まさに“King of ディスられ芸人”の称号に相応しい度量、品川こそディスられ芸人の鏡だろう。

 今回のチケットはすでにSOLD OUT。前回よりもイベント規模も大きくなっており、注目度の高さが伺える。今後の展望については、「Vol.3をやりたいですし、大阪でもやりたいですね。大阪もラップ熱いんで、SHINGO★西成さんとか、韻踏合組合さんとかにも出場して欲しい。大阪は東京と並んでラップが熱いっていうイメージがあるんで」と明かし、今後出場してほしいラッパーについては「R-指定には是非出てほしいですね」とラブコールを送った。

 さらに「フェスじゃないですけど、オープニングで渡辺直美、オリエンタルラジオとかに歌ってもらって、その後にディスられるっていう感じのイベントを開催できたら面白いとは思う」とすでに頭の中でイメージは出来ている様子。最後に「女の子の可愛いラッパーに出てもらうのもありかな!?」と笑みを浮かべ、「慰めラップタイムみたいなコーナーを設けたい。スゴい褒める時間は作りたいなとは思っています。あまりにも傷ついた心を褒めてもらう(笑)」と興味深い企画も飛び出した。

【記事提供:リアルライブ】
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